戸棚の中の怪獣  住職久しぶりに蒼ざめる 

2歳の娘が頻繁に食器戸棚をあけて中の食器で遊ぶようになった。

大量に食器を割られたり、割れた食器でケガでもされたら困る…というわけで、妻と二人で戸棚の中に怪獣がいるということにした。
娘が戸棚を開けると、

「早く閉めないと、怪獣が出てくるっ!」

みたいなことを劇団四季でも通用するくらいの迫真の演技で言っていたら、娘は戸棚の中の怪獣をすっかり信じてしまったらしい。


娘は以前のように戸棚をあけて食器で遊ぶことはなくなった。だが…

私が食器や調味料を取り出すために食器戸棚をあけると娘は


「お父さん、早く閉めないと!怪獣が来るよ!早く早く!」


みたいに言うようになった…



というわけで、自分が言い出した手前、大急ぎで食器戸棚を閉めなければならない羽目になった…



久しぶりの好天。


妻は布団を干し、娘は宝物殿の横の砂場(といっても老僧がセメントを練る為に川砂を運んできたもの)で遊び、私は宝物殿の横の斜面の木を伐採。


山というのは10年も手入れしないと雑木が繁茂してくる。


大きくなりすぎた木を伐採することと、併せて来年用の薪を貯えることが主な目的。


2時間ほどかかってひと月分の薪になるくらいの樹木を伐採。
後は時間をかけて割り木にしていくことになる。


木が倒れると、生え混んで薄暗くなっていた周囲の視界が開け、パーっと明るくなる。
これがなんとも言えず気持ちが良い。


5時頃になって、最後に一番大きな木を切り倒すことにした。


樹種は不明だが、いつの間にか10数メートルになり積雪などで倒れると宝物殿を直撃する危険があるので前から気になっていた。
だが直径が50センチくらいあるので躊躇していたのだが、本日は思い切って切り倒すことにした。

かなり慎重にチェンソーを使っていたつもりが、宝物殿を外れて倒れるはずの木は真っすぐに宝物殿の倒れ込んでいき…
宝物殿の屋根を直撃、瓦を何枚も粉砕してしまった。


外出していた老僧は夜中に帰ってきたので、まだ報告してませんが、明日はお叱りを頂戴する予定(涙)


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