自業自得でペンペン 狐のオヤツ
【三重塔に積もった雪が少し溶け始めました】
先日、法事の後に御膳が出た
お膳が出ると“座り初め”と言って席について15分くらいで席を立つこともあれば、ゆっくり食事をすることもある。その場の“空気”次第である。
法事の後のお膳というの檀家さんといろいろ話をする機会なので迷惑にならない程度に席に着くことにしている。
先日の法事で檀家さんといろいろ話こんでいると暫くして後頭部に違和感が…
気がつくと施主の孫娘(推定3歳)が背後から私の頭をつついている。
よほど剃髪した頭が珍しかったのだろう。
そのままにしていると…
次第にエスカレートしてきた。
撫でたり
→小突いたり
→撫でまわしたり
→ペタペタ叩いたり
最後は…
両手で私の頭を掴んでシェイクし始めるではないか…
この子はとうとう施主に見つかって抱えあげられお尻をペンペンされていた。
仏教的にはこれを「自業自得」というであろう…
数日まえに法務から帰ると老僧が感慨ぶかげに「狐を見た」と言った。
十数年ぶりに狐を見かけたというのである。
妻も娘も見たという。
積もったばかりの豪雪の上をとぼとぼ歩いて本堂に続く坂道を登って行ったそうだ。
哀れなほどやせ細っていたという。
こうした豪雪になるとただでさえ少ない山の食べ物が無くなって、動物達が人家の周りを徘徊したり、昼間から活動するようになる。冬になると餌が少なくなる…ということは頭で理解できる。だが、この山寺に居ると痩せた動物達が時おり眼の前に現れるのでそのことがとてもリアル感じられるのだ。
そういった動物に餌をやりたいと思うことがよくある。
しかし万が一にも野生動物に餌をやって猿やイノシシ大繁殖したり、居つかれたりしたら大変困ったことになる。
だが先日ふと想った。
少量ならいいのではないか。
鳥やリスや狐がささやかなおこぼれにあずかるくらいの食べ物を与えても生態系に大きな変化はないだろう。
そう考えるとちょっと愉しくなった。
そんな計画が老僧に知られたら多分、お小言を頂くだろうが。
【オマケ】
渋い、カッコイイ、レア…眼福です
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