薪の香りのパン 確信犯&愉快犯 仏像ブームと密教
本日はバレンタインのギフト第2弾で妻からパンを貰った。
【ボン・リジェール】http://www.bonriziere.jp/
- ジャンル:パン
- 住所: 大津市下阪本6丁目15-4
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- (写真提供:ミスブルック)
かなり噛みごたえのある固いパンだが噛んでいると深い味がある。
(但し、非常に硬くて噛みごたえがあるので極薄切りにして食べるのがオススメ。パン好きの友人におすそわけしたら「歯がおれそうだった」と言われた…)
異国の石造りのホテルに泊まったら、日本で食べたことの無いようなパンが出て来た…
みたいな感じである
お昼はこのパンとチーズと紅茶で素敵な気分を堪能できた。
このパンは香りが凄い。
何しろ宅急便で届けられて箱を開ける前から中のパンの香りが薫ってくるのである。
年に1回くらいはこのお店のパンを食べたいものである。
17日には舞鶴〜北陸に大雪の恐れ。
先日のような大寒波は御遠慮願いたい。
私の布団の定位置の頭上の障子を2マスも娘が破ってしまったので時々頭上から恐ろしいほど冷たい風が吹き込んでくる。嗚呼…
娘の行動を見ていると最近は「悪いこと」を分かってやっている節がある。
立派な確信犯である。
【手に持っているのはペンか凶器か…冷蔵庫が無残なお姿に】
いたずらされた私が困っているのをみて実に楽しそうに笑っていることがある。
立派な確信犯&愉快犯である。
根本分裂と呼ばれる仏教史上最大のターニングポイントがある。
釈尊の死後、仏教が形式化・学問化していったことへの反動が紀元前1世紀頃から起こる。
これが大乗仏教運動であり、釈尊の死後100年余りを経て大乗仏教と小乗仏教(上座部仏教)という2つに分裂するのである。。
上座部仏教を小乗仏教として批判した大乗仏教もいつの間にか哲学理論や注釈学的な論争にふけるようになり民衆から離れたものとなっていく。
それに対して仏教を大衆に分かりやすくしようとしたのが密教の起源であったといわれる。
密教というと秘密=難解というイメージがあるが、仏教を分かりやすくする運動の結果として密教が生まれたというのは非常にややこしい、そしてとても面白い問題である。
- 作者: 正木晃
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現在は仏像ブームであるが、密教は多種多様な仏を生んだという点で仏像ブームの深淵といえるかもしれない。
正木晃氏は大乗仏教美術の大半は密教が創造したものであり、仏教美術の8割は密教由来の美術作品であるとしている。
現代日本の仏教界で主流を占める鎌倉仏教系の諸宗派は意外なほど美術に乏しいのと対照的である。
沢山の仏像が作られた背景にあるのは、仏教を分かりやすく具体的にしようという密教のムーブメントなのだろう。
それが現代日本の仏像ブームにつながっていることを考えると歴史というのは面白いなあと思う。
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