そんなこと、気にするな
終日、雨が続く。
気温も少し上昇。
明日はさらに温かくなるとの予報。
- 作者: 桜井章一
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2010/11/26
- メディア: 新書
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先日、ブックオフで桜井章一「そんなこと、気にするな」を購入。100円也。
桜井氏の著書は時々読むがいろいろヒントになることもあるし、レベルが高すぎてよくわからないこともある。時に仏教との接点を大いに感じることもある。
20年間無敗…と聞くと、簡単に勝ち方を教えてもらおうと思う読者もいるかもしれないが、著者はそうした読者には冷たいだろう。
現代では勝つとは“得ること”と同義になっているが、その常識を捨てたほうが良いと著者は言う。
そして失うことに心を慣らしておくと迷いが少なくなるとも。
なかなか含蓄のある言葉だと思う。
「カッコ良さ」についてはこんなことが書いてあった。
理髪店に行って、店のドアを開けたら、店員にいきなりモップ投げつけられた。
その時どうするか…怒りだす人、店員に殴りかかる人、キョトンとする人もいるだろう。逃げ出す人やフリーズしてしまう人もいるだろう。
著者はモップを投げつかられた時にそのモップで店の床を掃除しはじめたらカッコイイと言う(笑)
勝手なリライトなのでニュアンスが上手く伝わらないかもしれないが、私もそんなことができたらカッコイイと思う。
世の中が随分と殺伐として余裕の無い気がすることがある。
心に余裕がない人が多くなったと感じることが多い。
モップを投げられて怒るのも逃げるのも簡単だが、そのモップを手にとって掃除するのはなかなかできない。
著者は楽な道と苦労する道があったら必ず苦労する道を選んだいう。
その言葉に嘘はないだろう。
楽な道を選らばかかったからこそ、普通の人にみられない景色を見てきたにちがいない。
それが周囲には20年間無敗の男として映っているだけかもしれない。
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