カエル日和 エジプトが嫌いで好きで
【昨年6月6日に撮影したモリアオガエルの卵の写真。今年はまだみかけていない】
仕事というのはなぜか重なる傾向があって、本日は法務3件。
夕食を食べたらものすごく眠くなって30分ほど寝たらようやく回復。
歳はとりたくないものである…(苦笑)
夕方、庫裏の玄関を閉めようと外に出ると、いろんな方角からいろんな鳥の声が聞こえてきた。
低い声、高い声、遠く、近く、一声だけ鳴く声、鳴き続ける声…一日の仕事を終えて、自然に耳を澄ますというのはいいものである。
図解・感覚器の進化―原始動物からヒトへ水中から陸上へ (ブルーバックス)
- 作者: 岩堀修明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: 新書
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そういえば最近、パラ読みしている「図解 感覚器の進化」にフクロウのことも書いてあった。
フクロウの顔は円形になっているが、これはパラボナアンテナと同様の働きをしていて顔で集めた音を左右の耳に導くようになっているのだとか。よくできているなと感心した。
顔で音を聴く…とでもいうのか。
“音を観る”だと観音様だが…
夜になるとカエルの声が聞こえる。
夜、布団に入ってカエルの声に耳を澄ましていると気持ちが穏やかになってくる。
庫裏の前に細川幽斎が作庭したとされる小さな池があって、いろんな木が繁茂している。
池のふちから水面にせりだした枝がモリアオガエルが卵を産むのに都合が良い。
景観上は池の縁の植栽を刈り込まねければならないのだが、カエルの保護の為にはそのままにしたほうが良い。
選択が難しいところ…
変わり者と笑われそうだが、私はカエルがかなり好きなのである…
明日は天候不順との予報。
雨の日に入浴して湯船に浸かると、雨が屋根を叩く音とカエルの鳴き声が重なってなんとも心地よい。
明日は天候不順とのことだが、雨の前に一斉にカエルが鳴き始めるにも心地良い。
カエル好きとしてはちょっとエキサイトする瞬間なのである(笑)
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大阪で開催されているツタンカーメン展が大盛況とのこと。
かなり関心はあるのだが、人混みにおされながらの鑑賞は気が進まない。
あの混雑はなんとかならないものか。
少し前に中古書店で「エジプトがすきだから。」というマンガを購入。105円也。
マンガによる旅行記というのはひとつのジャンルといっていいくらい出版されているが、これもその1冊。
著者である二人の若い女性がエジプトを旅する。
イラストや写真が多くマンガというより旅行記かもしれない。
この本は記述の2割強(推定)がエジプトの悪口である(笑)
汚い、騙す、ナンパする、ボる、いいかげん、怠惰…
この手の旅行記は大抵、訪れた国を褒めることが多くて、ここまで悪く書いてあるのは珍しいが、多分、真実なのだろう。
ただ、どうしようもないエジプトの現実の中から、どうしょうないエジプトの魅力のようなものがたちのぼってくる。
どれほど厳しい言葉を綴ろうが、作者はエジプトが大好きなのだろう。
エジプトとはどんな国なのだろう…確かにピラミッドは一度は見てみたい。
ただ、この歳になると、異国に行こうというバイタリティーはなくなりつつある。
せめて布団の中でカエルの鳴き声でも聴いていよう。
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