太陽がいっぱいいっぱい
本日は兼務寺院の多禰寺にて留守番。
好天だというのにお参りが少ない。
参拝者は数名…
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暇なので、寺務所に置いてあった「文藝春秋」(5月号)をパラ読み。
立花隆「日本再生 13 太陽の謎」が眼に着いた。
探査衛星「はやぶさ」が一躍国民的人気であるが、あまり知られていないことに日本の太陽観測衛星「ひので」も大活躍しているらしい。
その観測の結果、太陽が異常事態であるということがつぶさに判明しつつあるという。
「ひので」は日本の技術の粋を結集した太陽観測衛星である。
「ひので」の観測結果ははこの5年で22カ国から520編の査読論文を生みだした
(←よくわからないが学術的にはすごいことらしい…)
「ひので」には3つの望遠鏡が搭載されているが、その性能が格段に素晴らしいらしい。
日本はNASAに20年あまり遅れをとって開発に着手したこの分野で驚異的な高解像度力の望遠鏡を生みだし、その性能を発揮した結果がこの目覚ましい学術的偉業になったという。
太陽黒点は太陽の活動の指標になるが、その黒点がほとんどゼロの時代が2年余り続いた。これは200年来なかったことである。
太陽黒点はガリレオ・ガリレイ以来、400年近く詳細な記録が残されていて11年周期で増減することが知られているが、その周期が12.6年に伸びている。
このズレはは1800年以来であり、この周期がさらに伸びると400年前の小氷期(ミニ氷河期のこと。ロンドンのテムズ川が氷結した!)の再来になるかもしれない。
さらには11年周期で反転していた太陽の磁極も反転のタイミングがズレはじめている。
などなど…
つまり…
「太陽の基本構造に重大な異変」がおきているらしい。
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小氷期は気候が不規則に変化した時代だという。
このことは近年連続している異常気象の頻発と大変に符合しているということである。
地球温暖化が叫ばれて久しいが、実は寒冷化という大きな危機にも意識をむけなければならないらしい。
私達はどうやら大変な時代に生きているようである。
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御来迎という言葉があるように、山岳から臨む太陽は人間の心を揺さぶる力があるように思う。
往時の人々が山上から望む太陽に何かを感得したとしても不思議ではないだろう
この三者の関係はかなり深いと思う。一度調べてみたいと思っているテーマである。
日本の太陽観測の技術は大変な進歩を迎えているようで、こうした科学技術分野での
はこれからも日本人を元気づけてくれるに違いない。
「だいにち」や「びるしゃな」といった仏教的命名の観測衛星が生まれますようにと願っている。
【国立天文台 ひのでホームページ】http://hinode.nao.ac.jp/index.shtml
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