お盆の風景 棕櫚に赤い花は咲くか お盆のヒット作
本日の棚経も無事終了。
田舎の家は長方形で縁側から入るのが古い形である。
家屋の形状が変わって、そんなことも少なくなりつつある。
縁側の沓脱ぎ石の横に施餓鬼棚が設けられている家が時々ある。
棚経というのは家に上がらずにこの施餓鬼棚を拝んでまわるのが昔の棚経だったらしい。
あるお宅に行くと、玄関から沓脱ぎ石まで打ち水がしてあって、丁寧に作られた施餓鬼棚がしつらえてあった。
暑さを忘れるような清々しさだった。
蓮は仏花としては格式の高いものである。
あるお宅では蓮の葉に穴をあけてそこから蓮の花や蕾を覗かせるように活けてあった。
花器も小さくちんまりとしたもので、とても綺麗だった。
山の中に棕櫚の木が生えていることがある。
恐らくは鳥糞で種が広がったものだろう。
今日、ある御宅の裏山をみたら幾本かの棕櫚が生えていて、その葉のなかに赤い鮮やかな色が混じっている。
御主人は棕櫚の花だと言われるのだが、ネットで見た棕櫚の花は黄色で全く様子が違う。
かなり高いところにあって判別が難しいのと、そもそも棚経中にそんなことゆっくり詮索してる暇は無いのである。
その赤いものが棕櫚の花かどうかは定かではない。
調べてみると「棕櫚の花」という夏の季語が見つかった。
棕櫚の葉は放射状に広がっていて、蕪村はこれを仏の後光に見立てた。
梢より放つ後光やしゅろの花 蕪村
今日も大いに汗をかく。
お参り先で出されるお茶などで水分ばかりとっていると身体がだんだん気だるくなってなっくる。どうやら汗と一緒にミネラルが失われるらしい。ヴィダーインゼリーのミネラルバージョンを摂ってみたが効果は感じられず。
今日は梅干し入りのおにぎりを持って行く予定だったが、炎天下の車の中に置いておくのが心配になった。
スポーツドリンクに荒塩を入れたものを持っていくことにした。
1時間に一口くらい飲むと、身体がシャッキリする感覚があった。
久々のヒット作で来年からは常備品になりそうである。
庭を掃く拾得淋し棕櫚の花 素丸
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