巨大な…  不思議な体験

地元の知人に聞いた話。


夜中、大きな動物の声が聞こえて、ものすごく濃い獣の臭いが漂ってきた。


窓を開けると…


軽トラックくらいあるイノシシが居たというのだが…(半信半疑)


いくらなんでも…軽トラックとは


ほとんど…


オッコトヌシ(「もののけ姫」より)


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だが私はが見た中で一番大きなイノシシも体長2メートルに近いのがいた。


車のヘッドライトに照らされてもゆうゆうと餌をあさっていた。


軽トラックくらいのイノシシというのは一度見てみたい。







お坊さんという職業は特殊な仕事であるかもしれない。

だが日常生活は正直言って普通のさえない中年男である…





でも時々不思議な体験をすることも事実である。



何年か前、ある男性から亡くなったお母さんの法事を頼まれた。


男性の自宅に伺うと、その男性が一人で居られた。


その方とは旧知の間柄なので暫し談笑の後、仏壇に置かれたお母さんのお位牌に向かって読経を始めた。


どれくらいたったろうか、後ろで「カチッ」と音がして、タバコの匂いがし始めた。


その男性がライターで火をつけて、タバコを吸い始めたのが分かった。


さすがに、読経中にタバコとは…と少し嫌な気持ちになった。



その途端…



正面にあるその方のお母さんのお位牌から「すみません」と謝る気持ちが伝わってきた。


何かが聞こえたのでも、見えたのでもないが、息子の非礼をわびるという気持ちが伝わってきたのだ…


これには少しびっくりしたが親心というのは有難いものだ…そんなことを感じた。




その男性も既に故人になられた。


善男子と言って良い魅力的な方だったが、その方の家の前を通るたびにその日のことを思い出す。



あの世で母君からお小言くらい頂戴したかもしれない。



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