アオダイショウとあそぼう  軍港舞鶴とアライグマ 





先日、ゴキブリホイホイマムシがかかった…と書いたのですが、ある方からアオダイショウの子供もマムシ様の斑紋がある…と御教示頂き、わざわざyoutubeの動画まで教えて頂きました。



確かに…一見するとマムシのような斑紋があります。



ゴキブリホイホイにかかったのはやはりマムシではなくアオダイショウだったのか…


どうもアオダイショウのような気がしてきました…


【茶褐色だったのでマムシの幼体だと思ったのですが…】








本日は舞鶴の市政記念館にてアライグマ対策をめぐるシンポジウムが開催されました。(主催・関西野生生物研究所)



アメリカの専門家の方からの報告もありました。


アメリカではアライグマが狂犬病に感染することが真剣に懸念され3億ドルもの巨費を投じてアライグマ対策が為されているとのことです。


狂犬病は感染後処置をしなければほぼ100パーセント死亡する、最強の感染症である。
(ほぼ100パーセントというのはエボラ出血熱以上の致死率である!)



狂犬病は犬以外の動物にも感染する。
アライグマのように犬と接触する機会が多く、繁殖力の旺盛な動物が狂犬病に感染することが特に懸念される。



狂犬病に罹ったアライグマがどうして日本で発生するかというと、ひとつは貨物船やコンテナなどに紛れて直接、日本にやってくる場合が考えられる。。


アメリカでは唯一ハワイ州だけアライグマが生息しないが、ハワイに到着したコンテナの中でアライグマの死骸が見つかったことが報告されているそうである。


もうひとつは日本以外の狂犬病対策の遅れた国の動物が日本に連れてこられて、それが日本のアライグマと接触し、感染する場合の2つが考えられる。


ペットとしての輸入される動物、さらに貨物船の船員が飼っている動物が寄港地である日本でアライグマに接触する可能性が指摘されている。



例えば北海道では寄港したロシア船籍の船でペットとして飼われていた犬が港湾付近に放たれ、群れを為しているという事例が報告されている。




舞鶴港湾都市であり、ロシア、中国、北朝鮮などからの船舶も頻繁に往来している。




舞鶴でも同様の事例が起こらないは決して言いきれないのである。



特に舞鶴は港湾の周辺に豊かな自然地帯、山林が広がっていて、アライグマが繁殖しやすい条件を満たしている。




舞鶴は古代〜中世にかけて海上交通の要衝として栄えた。



さらに近代は鎮守府が置かれ、日本海軍の一大拠点となった。



なぜ、舞鶴鎮守府が置かれたかというと、天然の良港であり、南北に長い日本列島の中中間に位置しているだけでなく、港湾の周囲が山地であることが重視されたといわれる。


当時の軍艦は石炭を焚いていたので山地に囲まれた港湾だと煙によって艦艇の存在を探知されないという利点があった。



また外国の軍隊は港湾攻撃のために上陸した際にも、周囲に山地があって容易に近づけないことが利点と考えられたのだという。




港湾の周囲を山地が取り巻いていることは軍港としてのメリットであったが、アライグマの繁殖にも大きな利点となっているというのは何だか不思議な気がする。




いずれにせよ舞鶴市には今後、こうした問題について是非、配慮した対策をとって頂きたいと思う。





【頂いた資料の写真を接写しました。右下の天井から顔を覗かせるアライグマは特に可愛いです。アライグマは「クルクル」と鳥のような甲高い声でなくそうで、アライグマの居そうな古い建物で「クルクル」と鳴き真似したら、アライグマが顔を覗かせそうです】



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