弁当戦線異状なし 新しい朱印帖 仏教語だったの?
長く咲いたサルスベリやコスモスも散り、今はシュウカイドウが最後のピークを迎えている。
キンモクセイが良い香りを放っていて、風に乗って玄関まで甘い香りが漂ってくる。
10月といえば地域や学校の運動会が盛んに行われている。
もうじき娘も入園の時期を迎えるので妻と娘は偵察もかねてあちこちの幼稚園の運動会に出没。
もちろん幼稚園側も未就園児さんの見学は歓迎なので、おみやげがもらえたりして一石二鳥である。
数日前もさる幼稚園の運動家に出かけた妻と娘が帰ってきたので感想を聞くと「お弁当にびっくりした」とのこと。
妻はいつものようにおにぎりとゆで卵というシンプルな昼食を持って出かけたのだが、昼食が始まると殆どの家庭は重箱の立派なお弁当を取り出した。
重箱の中味は唐揚げ、海老フライ、フルーツ…などなどがぎっしりた“超豪華版”だったのだという。
運動会というのは今や一大イベントになっているのだろうか。
もっともそういった行事が家族団欒の楽しい思い出になれば良いことなのだろう。
あるいは手をかけて料理するという風潮が始まっているのか。
昨日、関東から来られた団体があった。
新幹線と大型バスを使って関東から丹波・丹後の寺院を巡る旅が人気なのだそうである。
京都・奈良を一通り回ると次は丹波、丹後、若狭といった地域の寺社巡りを始められる方も多い。
丹波、丹後、若狭のお寺はは個人で行くにはアクセスが悪いので、こうしたツアーは人気があるのだという。
関東から来られるというのは大儀なことなので、事前に連絡を受けた時はできるだけお寺に居て、こられたら10分ほど話をする。
昨日は、事前に添乗員さんから「コウゲンジからそちらへ向かいます」
と言われていつもの花の寺めぐりのつもりで兵庫の高源寺だと思っていたら滋賀県の向源寺だった。
(国宝の十一面観音で知られる名刹である。)
お寺に着かれた団体の先頭に居られた方と少しお話したらその方の実家が私の通っていた大学のすぐそばだったので話が弾んだ、
その方は帰りがけに朱印帖を求められて御朱印をされた。
永らく朱印をしなかったのだが、このお寺から再び朱印を始めたいとのこと。
その方は暫く朱印を中断されていたのだという。
以前、あるお寺で御住職から朱印など集めても無駄というようなことを言われたというのだ…もちろん、そのお寺の方も他意があったのではなく、もっと別の理由からそう言われたのだと思う。
「沢山のお寺を廻っている」と言われる方と話していると何か違和感を覚えることがある。
“沢山”というのは量の世界である。一方、お寺というのは質の世界だと思うのだ。
一方、いろんなお寺を廻るうちに沢山回るのが良いという価値観を離れる方もでてくるだろう。
だから一生懸命、沢山のお寺に行くことに情熱を持っておられる人にそれを駄目とは言えないのである。
それでも山門をくぐって駆けこんできて、本堂に御参りせずに朱印だけ求めて足早に去っていく…というようなお参りを見ていると時々溜息が出ることもある。
他のお寺の方々はこうしたことをどのように考えておられるか霊場会の年末総会でお尋ねしてみようと思っている。
※ ※ ※
東本願寺のHPにある「えっ、仏教語だったの?」という記事が面白い。
普段何気無く使っている言葉が仏教に由来することが分かって興味深い。
『東本願寺HP』http://www.higashihonganji.or.jp/sermon/word/
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