黄色い秋見つけた 重くて軽いもの 



セイタカアワダチソウがそここに眼に着く。


この旺盛な花の花粉が花粉症になるという人まであるが、事実だろうか。


写真を摂る為に近付いてしばらくしたらなんだかムズムズしてきた…





本日は終日雨天。


実は今日は雨のほうが良かったことに気がついた


夕刻、檀家さんから電話があり…


「明日は何かお手伝いすることありますか?」
「………!!!!」  


明日10月24日はお地蔵さんの縁日であり、兼務寺院で88カ所を回るのが恒例になっていたのだった。


慌ててカレンダーを見ると、家族が24日に別件の用事を書き込んでいて、それを修正ペンで訂正した時に少々オーバーランして、88か所巡りの部分を見えにくくしていたことを発見。


雨天決行の行事なので本日が雨でも明日が晴れたほうが断然良いのである。




お茶の時間のお取り寄せ

お茶の時間のお取り寄せ

【商品の大半が写真ではなく、イラストで取り上げられているのが少々不満】


いつの頃からか小説を読まなくなり、最近は殆ど漫画も読まなくなった。



雑書を漫然と読む。飛ばして読んだり、面白そうな処だけ拾い読みしたり。本の整理も悪いし、読書家としては下等の部類だろう。



最近、食べ物や商品情報の本を読むことが多くなった。



それらを食べてみたいとか自分のものにしたいというより、例えばそこに取り上げられている商品の味覚や品質を想像するのが愉しいのである。


あるいはその商品の秘められた歴史や開発のストーリーなどが。



書棚の奥からお取り寄せ系の本(確か中古書店で100で買った)が出て来た。


秋元康子氏の奥方、秋元麻巳子氏の書かれた「お茶の時間のお取り寄せ」である。



パラ読みしていると、著者がお茶の稽古のことを書いていた。その中でお茶の先生から
「重いものは軽く、軽いものは重く」と指摘されたと書いてあった。



なかなか含蓄のある言葉だと思って茶道を習っている母に聞くと利休の道歌のなかにある言葉だと教えてくれた。



そういえば古武術宗家の黒田鉄山師も著書の中で同じようなことを書いておられた。
茶道と武道というのはどこか共通するのかもしれない。相変わらず本の整理が悪いので性格には想い出せないが。



だが、ものを書くということを考えても<重いテーマを軽く、軽いテーマを重く書く>というのは案外大切なことではないだろうか。



もっとも新聞やテレビを観ていると「軽く」ではなく「軽々しく」だったり、「重く」ではなく「必要以上の悲壮感」だったりするが。



このことを仏教にあてはめるとどういうふうになるのか、一度考えてみたら面白いかもしれない。



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