蓮の台(うてな)に生まれたや
最近、朝夕の冷え込みが厳しい。
ストーブ点けてるのに部屋の中で息が白く見えますってどうよ。
今朝、眼が覚めたら、何だか身体が暖かい。
ヨーガか気功の御蔭で基礎代謝が上がったのか、しめしめ…と思っていたら
敷布が電気毛布に代わってました…
有難とう、妻よ。
今年、生まれた男の子に付けられた名前のトップは『蓮』という名前。
泥の中に綺麗な花を咲かせる蓮は仏教的には深い宗教的含意を持つ。
仏像の多くは蓮を象った蓮台の上に居られる。
極楽に往生するとは極楽の蓮華の中に生まれることである。(これを「蓮華化生」という)
往生とは「往きて生まれる」と書くが、蓮の中で生まれるとは何とも美しいイメージである。
そうなりたいものである…
かように仏教にとって蓮はとても大切な植物である。
従って、そのことにあやかって「蓮」を言う名前を付けた…
…というわけではなさそう。
優しげな花木を表す言葉であるから日本男子の草食化と関係あるのか(笑)
多分、「れん」という音の響きが良いのだろう。
「蓮」という名前はどこか西洋風の音の響きにも聞こえる…良くも悪くも“脱日本化”なのか。
漢字は『表意文字』としての性格を持つことを大きな特徴である。
広大な領土を有する中国には無数の民族が在り、それゆえ話す言葉が違っても、漢字が意味を表すという表意性が異なる民族のコミュニケーションの手段として有効であったはずである。
そして漢字の字数の多さと、表意性と表音性を併せ持つ複雑な漢字を駆使することが中国を中心とした漢字文化圏の知的水準を高めたことは間違いない。
ここにきて日本で「表音文字としての漢字」が利用されつつあるというのはどのような意味を持つのか。
漢字文化の退歩ではないことを祈りたい。
【神戸花鳥園の蓮池】
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