薬という病 世界の終わる日 高野山の深沙大将修復へ
本日、雑件多し。来訪、電話、手紙等が多い。
最近、同じような話を聞いて考えてしまったことがある。
薬の副作用である。
ある年配の男性はウツの治療を受けてアルツハイマー状の重い副作用が出たという。
もう一人は若い女学生。処方された薬が合わなかったらしく、日常生活に支障をきたし、折角、見つけたばかりの仕事を退職せざるを得なかったと大変残念そうだった。
テレビをつければ薬のコマーシャルが氾濫している。
薬さえ飲めば病気は治るというような印象を与えるものが殆どである。
だが市販薬でも、医師の処方した薬でも副作用が少なからずあるものが多い。
だが日本人特有の真面目さで薬を飲み続ける人が多い。
いろんな方の話を聞いていると、病気の症状なのか、薬の副作用なのか混沌としている場合すらある。
薬が合わないとか、副作用が強いと感じた場合はよく医師と相談して薬を変えるか、薬の量を減らすという選択を常に考える必要があると思う。
一部の自然志向の人達のようにやたらと投薬治療を眼の仇にするのも必ずしも正しいと思えない。
ただ、薬というのは常に<毒>としての危険な一面をもっていることについての認識が余りに弱いのではないかと思う。
全然話は変わるが、ところで明日で世界が終わるという風説が世界中に広まっているらしい。
特に中国では政府の取り締まりで大量の逮捕者が出たとされる。
想い出すのは、日本でもノストラダムスの予言なるものがまことしやかに説かれたことである。
ノストラダムスの大予言―迫りくる1999年7の月、人類滅亡の日 (ノン・ブック 55)
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五島勉氏の著書は大ベストセラーとなり、社会現象にまでなった。
その状況を思い起こしてみると、終末予言がもてはやされる背後に深刻な社会不安があるということではないかと思う。
中国におけるこの予言の拡大を見ていて改めてそのことを感じた。
中国の社会はその深層に常に危ういものを含んでいる。
そのことをしっかり踏まえてこの国と付きあっていかなければならないだろう。
明日21日はお大師様の日である。
きっとお大師様の法力で無事に乗り切れるに違いない。
高野山の霊宝館にある深沙大将像が来年3月末で展示を休止し、2年余りかけて執金剛神と共に修復されるという記事を見かけた。
当山にも深沙大将像が安置されているので常にこの像については気になっている。
対になっている執金剛神は破損したことがきっかけで快慶作であるという証拠がみつかったが、深沙大将像も修復をきっかけに新しい発見があるかもしれない。
【関連記事】http://www.reihokan.or.jp/tenrankai/heijo/2012_12.html
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