古代マヤ文明からのメッセージ
古代マヤ暦によれば本日は世界が終わる日とされていたことが世界的な関心を引き起こしたが、取り合えず?世界の滅亡は無かったようである。
今朝の産経紙を読んでいたら国際面のページのところで
『マヤ』
という文字が眼に飛び込んできた
「なんと!国際ニュースで古代マヤ暦を大きく取り上げている!」とびっくりしたが、
よく見たら…
『「財政の崖」ヤマ場』
と書いてあった。
先入観とは恐ろしい…
(ちなみに「財政の崖」とは緊縮財政でアメリカの景気が悪化することらしい)
この日の前後に惑星の配列が極めて特別な状態になるらしいのは天文学的事実らしい。
それが古代に分かっていただけでもすごいかもしれない。
よく九死に一生を得た人という話がある。
自分の乗るはずだった飛行機が事故に遇っていた…みたいな話である。
ただ私がいつも思うのはそうしてはっきりした事実がわからないまま実は九死に一生を得た人というのはかなりの数に登るのではないかと思う。
もしかした私達の殆どが一生のうちに1度や2度はそうした経験をしているかもしれないと思う。
日常茶飯事のように起こる交通事故も、私達が僅かの差で遭遇することを逃れていたということは実は沢山あるのではないだろうか。そのことに気が付かないというそれだけなのではないかと思う。
地球に小惑星の衝突する可能性は極めて高いとされる。
PHA(潜在的に危険な小惑星)と呼ばれる地球近傍の小惑星は無数に存在する。
2029年にはPHA“アポフィス”が1.6パーセントの可能性で地球と衝突することが予測されている。
これは無視できない数字ではないだろうか。
古代マヤの時代には地球に衝突するはずだったPHAがなんらかの理由で軌道をそれた…などということが無いとも限らないだろう。そもそも未発見のPHAも多数存在するのだから。
マヤ文明の存在した地域に近くユカタン半島にあるチクシュルーブ・クレーターは6550万年前の白亜紀に隕石の衝突でできたものであり、恐竜をはじめとした大量絶滅の最も有力な原因と推定されている。
そして地球の生態系に大打撃を与えた隕石は僅か10キロほどの岩塊とされる。
(マヤ文明の直近で太古に大量絶滅の原因となる隕石が落下したこととマヤの暦に地球消滅の予言があったこととは何らかの関連があるかもしれない)
私達が明日あると思っている命は保証されたものではない。私達はただ明日があると思い込んでいるだけなのである。
仏教伝道会から頂いた冊子「みちしるべ 正見」を時折手に取って読む。
今回の執筆者は曹洞宗の尼僧、青山俊薫師である。
青山師は5歳より仏門にはいられ澤木興道老師らの薫陶を受けた。
現在は愛知県尼僧堂堂長をされている。
平明な文章の奥から何かさっと風が吹いてくるようで、眼の覚めるような思いをする。
葬式の一つの大きな意味は、死者が全身心をあげて、残った達に語りかける遺言の一言を聞くところにあるのではないか。最後の遺言とは何か。
「死ぬんだよ。あなた方も。必ずこの日が来る。しかも予告なし、待ったなしに。いつ死んでもよいような今日只今の生き方をしなさい」
言葉含蓄深し。命を唯在ると思う私達は耳を欹てねばならない言葉でなないだろうか。
今回のマヤ暦を巡る騒乱も古代マヤ人からの警句と捉えてはどうだろうか。
「現代人よ文明に驕るなかれ。栄耀栄華を極めたかに見える地球の文明を滅ぼすには、たった1個の岩塊だけで足りるではないか」と。
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