「沢木興道聞き書き」 アニメの極楽へGO! 将棋界が大変なことに

本日は間断なく降雪。但し積雪は少ない。



最近の読書は戦記と仏教書が多い、合間に雑雑としたものを少々。





本日は酒井得元「沢木興道聞き書き ある禅者の生涯」を読了。



禅宗に関心のある方で沢木興道師の名を知らぬものはないであろう。



沢木師は「寺なし、金なし、妻なし」を標榜し、一処に安居せず座禅一筋に生きた禅僧で純粋さ、豪快さ、朴訥さ、徹底性において類をみない。



本書は沢木師の語り口そのままで、最初は自慢話めいた風にも感じるが、すぐに気にならなくなる。


飾るということが無い沢木師の人格、生き様が訥々と伝わってくる。


宗旨宗派を違っても、宗教家としてまっすぐ生きるということの難しさ素晴らしさを教えてもらえる。



幼児から青年記にかけての沢木師の苦労は並大抵ではなく、悲惨という他ないエピソードも多い。それでいて、この時の大苦労がこの偉大な宗教家の滋味となったのだと実感できる。




人生にはいろいろな不幸や不運がある。


その時は大変でも、後で振り返ると、その時の自分の一生懸命さに笑ってしまったり、あるいは自分の不甲斐なさに苦笑を禁じえないこともある。



その時は嫌で嫌で仕方が無かったことが後で自分にとってプラスになっていたと気が付くことも多い。


今日も昨年から今年にかけていくつか起きた“大変だったこと”を思い起こしたが、今が“大変な時”でないというそれだけのことでも本当に有難いと思った。


そしてその“大変な時”の中にあっても自分を助けてくれたもの、自分の力になってくれた人が必ずあったことである。(もっとも渦中にいるとそのことには案外気が付かないものだが)



大変な時は、実は自分にとって大切な時であることが多い。


そして大変な時でも実は自分が助けられている人や物や環境があるということ。


そして“大変なこと“”を経験すると、大変でない、平穏無事な時間が有難いと思える。


大変さという人生の妙味を正しく味わうことは難しいが、沢木師の足跡を観るに、“ただまっすぐ生きたらいい”と言われているような心地がした。




Youtubeでたまたま「マッハGOGOGO」のオープニングを観たら…



メチャクチャカッコイイ!



思わず何度も繰り返して観てしまった



昔のアニメというのはラフなところも多いが、作り手の気迫、志、魂…そんなものが伝わってくるのである。


オープニングのドラムとか、


コースアウトした車がタイヤと別々に飛び出していくところとか、(爆発が大きすぎるが)


ラストで主人公の動きが静止して画角?だけ変化していくところとか。


とにかく細部に至まで素晴らしい。





最近、NHKがすごくユルくなったと感じることがある。


お固いはずの将棋の番組でも対戦する将士同士がかなり挑発的にコメントしたり、ライバルのモノマネをしてみたりとか。


動画は解説にひっかけて相手の○○○をイジって、しかも最後にかなり衝撃の展開。


こんなのアリですか…。眼が点になりましたよ(笑)


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