ありがとう、剛力彩芽  火という遠い記憶

【風呂場の焚き口。竹や樫がいい感じで燃えてます】


毎日のように薪を使ってお風呂を焚く。




特に冬は水温が低いので水の状態から薪だけで温水にしようとするとかなり時間がかかるので、灯油のボイラーや最近、購入した伝熱でお湯を沸かす器具なども併用する。



最近は湿度や雪で薪の表面が濡れてしまい、火をつけたにもかかわらずいつの間にか火が消えているという事態が頻出。



そこで去年買った薪割り機で薪を細割りにしてスターターにしたり、薪に割れ目を入れて燃えやすくしたら立ち消えがなくなった。



この薪割り機は本当に活躍してくれて感謝するところ大である。
感謝の印にこの薪割り機の愛称を『金剛力士』から『剛力彩芽』に変更することにした。



【彩芽ちゃんは6トンもの圧力で薪を軽々を割る力持ちなのです】


燃える薪を見ているとなんだか心が落ち着くような気持ちになる。



人間にとって火はなくてはならないものである。



遥か昔の御先祖様にとって火とは恐ろしい獣を遠ざけたり、暖かい食事を供してくれる素晴らしい恵みの存在であっただろう。

遠い遠い御先祖様達にとって火を見ることは大きな安心や喜びであったに違いない。


そうした火への感謝や喜びというものは古い記憶として私達の心の奥深くに眠っているのではないだろうか。そんな気がしてならない。


火を見ることで生まれる安心感のようなものはそのこととつながっている気がする。




兼務寺院の庫裏には薪ストーブがある。


昨年、市報に不要樹林を伐採して薪ストーブの薪として供給するというプランが告知されたが、その後どうなったか気になって市役所に電話したら、事情により延期になったとのこと。


今年中には開始するそうだが、どうせなら薪を使うこの時期までには始めてもらいたかった事業ではある。なんとか春先まで薪が無くならなければいいのだが。





しばらく前に娘を連れて外出したら菌をもらったらしく、数日熱を出した。夜間には咳少々。


御存じの方はおわかりと思うが、幼児はもともと手がかかるのに、風邪をひいた幼児は尚一層手がかかります…



いつもより忙しい数日をようやく過ごして本日からようやく普段の生活に戻れそう。



最近は昔ほど解熱剤を飲ませない傾向があると聞いた。



私もいろいろ考えたり、情報を集めたりしているが、発熱というのは身体にとって必要なプロセスで、きちんと発熱を経過すると身体が再生したときに以前より良い状態になるという考えに惹かれる。



子供が熱を出した時は暖かくして、水分を摂らせ、経過を見守ることにしている。



昨日は妻がすりおろしたリンゴを絞ってジュースにして飲ませていた。



私も病気になるとこの赤茶色をした自家製のリンゴジュースが飲めるのがとても楽しみだった記憶がある。



娘が熱を出したと老僧に言うと、すぐに病院に連れていくようにと言う。


私がよほどの高熱で無い限りその必要はないし、解熱剤は良くないと思う…と言ったら、おまえは子供の頃熱を出すとすぐに病院に連れていって解熱剤を処方してもらったと言われた。


どうも私は子供の頃、しょっちゅう熱を出してガンガン解熱剤を処方された子供であったらしいことが判明(苦笑)



それが良かったのか悪かったのか定かではないが、大いに手のかかる困った幼児であったらしい。




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