寒中雑感
1月も早半になりつつある。
本日も早朝は氷点下の寒さだが、日中は10度近くまで気温が上がった。
市街の雪は概ね溶けたが、青葉山にある松尾寺などは30センチ以上も積雪があると朝日新聞の地方版に載っていたそうだ。節分には大事な行事があるのでどうか大雪にはなりませんように…
節分には法要の間だけ本尊である波切り不動明王を開扉して節分祈願祭りを行う。
昨年は大雪でしかも節分、前日にも大荒れの天候となったが今年はこのようなことがないことを祈るばかり。
数ある仏様のなかでも不動明王という仏様は日本人に親しい存在である。
とりわけ真言宗では篤く崇敬される。
やや世俗的な表現をすれば圧倒的なパワーを感じる仏様である。
少し前にどうにもならなくて困った事態に陥ったのだが、途中で流れが変って無事に解決できたことがあった。その時は夢中だったが、後から考えると当山の御本尊様に助けて頂いたのだ…という気持ちが強く湧いた。
頼りない住職だが、やはり御本尊様の御加護を頂いているのだとの思いを強くした。
- 作者: 横山祖道
- 出版社/メーカー: 紀尾井書房
- 発売日: 1982/06
- メディア: 単行本
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曹洞宗の尼僧である青山俊薫師の本に横山祖道という方の事績や人柄が紹介されていたので密林にて「我立つ杣」(紀尾井書房)を取り寄せた。
帯に「良寛、山頭火をしのぐ禅僧」とあって期待したが、内容はかなり難解。
心象風景をスケッチしたような不思議な文体で久々に撃沈…
僧衣のままガソリンスタンドに立ち寄ったら、店員さんに「寒くないんですか?」と真面目な顔で聞かれた。
店員さんはエスキモーみたいな分厚い生地の防寒スタイル。
当方はペラペラの僧衣で頭はツルツルだし、よほど寒そうに見えたのだろう。
もちろん寒いです…
仕事柄暑くても寒くても顔に出さないように心がけているが、寒いものは寒いのである。
店員さんは沖縄から来られた方で、当地に住んで長いが、未だ舞鶴の寒さに慣れないとのこと。確かに舞鶴の寒さはかなり堪えるものがあるので少し同情した。
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