池上さんいいね!その2 タモリとMJQ「ナイトイン・チユニジア」

 


午前中、法事一件。



昨晩、深夜に戸外に出たら、残雪が見事に凍結していた。



歩くと、ガキガキ、バリバリとすごい音がする…



気温がマイナス2度くらいになっていたらしく、道路付近はキラキラと光っている。



気が付けば、地面全体、地面を覆っている雪の表面が光っていた。



空気が澄んでいて星がとても綺麗に見えた。







法務で私が留守中に、キッチンの窓に大きな鳥(カラス?)が大激突。
危うく窓ガラスが割れるところだった。


推察するに窓際にピンク色の容器を置いておいたのが原因らしい。


雪で餌がなくなり、必死で餌を探しているところへガラス窓越しにピンク色のものが見えたので食物と勘違いしたらしい。


野生の生き物にとって冬は厳しい季節なのである。


【贈本準備中の本達】


昨日、法事の後、「池上彰と考える、仏教って何ですか?」を読了。


夕方、外食したら店内で顔見知りの方に偶然であい、その人が袋からこの「池上彰と考える、仏教って何ですか?」を取り出して嬉しそうに見せて下さったので笑ってしまった。


この方は私にこの本を勧めて下さった先輩のお坊さんの檀家さんなのである…御住職はこの方にもこの本をお勧めされたらしい。



今年の目標は蔵書を整理することと、蔵書を贈本すること、自分にとっての良書を購入していろんな人に贈本すること。


この池上さんの本などは正にその1冊である。




この本についてはいろいろ書いてみたいことがある。


本書の帯にこんなことが書いてある…


私たち日本人は、現実に仏教的な世界観の中で生きて、死んでいくのです。
その世界観を知ることは、自らのアイデンティティを再確認し、
心穏やかに生きるための大きな力になるのではないでしょうか?
仏教を知ることは己を知ること。そして、日本を知ることです



全く同感!の一文である。

ひとつ付け加えるなら、心が穏かになるだけでなく、心の平安の上に日本人が逞しく、生き生きと生きてゆく力になったら良いなと思うのである。我田引水かもしれないが、その部分を密教が担っていけたら…と思うのである。



非常に面白いと思ったのは葬儀に関する次のような指摘である。



 日本の仏教の歴史の中で、鎌倉仏教が革新的だったのは、それまで国家や貴族のものだった仏教を、庶民のものにしたことです。死者を浄土へと送り出す葬儀を進んで引き受けるようになったのも、救いを求める庶民の気持ちに応えようとする仏教側からのアプローチの一環でした。
 今でこそ葬式仏教と揶揄されていますが、そもそも、誰もやりたがらなかった葬式を引き受けてくれたのです。世の中がもっとも切実に求めた仏教の姿だったのです。葬式仏教は当初、仏教の堕落ではなかったはずです。
 葬儀を引き受けることで、浄土での幸せを願う庶民の気持ちをとらえ、仏教は庶民の間に深く浸透していきました。葬儀という新しい市場を開拓し、格段に多くの日本人と仏教の縁を結んだ葬式仏教は、日本仏教の革命的な進歩といっても過言ではありません。




「仏教が葬儀に特化しすぎた…」というのは仏教批判のひとつの定石である。


だが、本来は庶民に葬儀をとおして浄土への往生という安心を与えることが目的であり、仏教が葬儀に取り組んだことが、仏教の庶民化(民主化?)を担っていたというのである。



これなども十分傾聴に値する指摘であろう。


池上彰と考える、仏教って何ですか?

池上彰と考える、仏教って何ですか?

【最近稀に見るオススメの仏教本です】



YoutubeタモリとMJQが共演している動画を見つけた。
MJQ…唸るほど粋で上品ですね…タモリの興奮と緊張感もまた好し。
素敵な動画を見られて満足満足…





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