パティシェと枕経　　北枕は縁起が良い？

最近、どうも夢見が悪い

昨日の夢は…

私は友人と二人で私はパティシェを目指している。

その友人とは本山の同期生で今は立派な住職様である。

なぜか二人でお菓子修行に励んでいる。

懸命にお菓子を作っていると、その友人が言う

「お前はパティシェにはなれん！」

「…？？？」

「なぜならお前はパテシェの帽子を逆さにかぶっているからだ！」

私はなぜかティアラみたいな“パテシェの帽子”をかぶっているのだが、上下逆にかぶっていたのだ…

そして一昨日の夢は…

檀家さんの女性であるAさんが亡くなって枕経に行く夢である。

枕経とは亡くなってから最初にお経をあげることである。

Aさんの自宅はかなり遠方だが、夢のなかでは歩いて行ける距離になっていく。
季節は多分初秋。まだ暑さが残る時期である。

他の壇家さんも三々五々にAさんの自宅にあるいている。

ところが途中からAさんが亡くなったのか、Aさんのお母さんが亡くなっているのか分からなくなってきた。理由は不明…

Aさんの家の手前まで来た時にハッと気が付くと…

私はTシャツに短パン姿なのである。

慌てて家に帰る、いくら探しても改良服が見つからない。

老僧の部屋に入って老僧の改良服を探すが見つからない。

しかたなく老僧の白いベストみたいなのを着て枕経に行くという夢。

妻に話したら…

「どんくさい系…」

と笑われた。

今日こそはいい夢みよう…今日こそは。

COBRA 1 (MFコミックス)

作者: 寺沢武一
出版社/メーカー: メディアファクトリー
発売日: 2005/08/23
メディア: コミック
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寺沢武一の「コブラ」1巻冒頭に夢を自由に見ることのできる機械がでてくる。
こんな機械が将来実用化されればどんなに素晴らしいかと思う。

「コブラ」で主人公コブラの吹き替えを担当した野沢那智氏はすでに故人となっているが名優の誉れ高い。素晴らしい役者さんであった。

先日テレビで「ダイ・ハード３」をやっていたが、ブルーズ・ウィルスも野沢さんの吹き替えが良い。

ダイ・ハード3 (期間限定生産スペシャルパッケージ) [DVD]

丁度、「ダイ・ハード5」が公開されている。

このシリーズは面白いので私も妻も全部見ている。

大爆発に巻き込まれようが、テロリストに１人で立ち向かっても、至近距離に手りゅう弾が転がってこようが絶対に死なない主人公。

いっそ邦題を…

「僕は死にません」

にしたらどうかと妻に提案したが、あっさり拒否された…

仏教、本当の教え - インド、中国、日本の理解と誤解 (中公新書)

作者: 植木雅俊
出版社/メーカー: 中央公論新社
発売日: 2011/10/22
メディア: 新書
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密林の古書とブックオフオンラインに発注した本が続々届いてます。

まず1冊目は植木昌俊「仏教、本当の教え」。

いつもコメント頂くQ様の推薦本である。

著者は物理学を学び、次いで仏教論、インド思想、サンスクリットの研究に

学生時代に物理学を学びながら、「般若経」「維摩経」「法華経」などの大乗経典や、東京大学名誉教授の中村元先生が訳された原始仏典を読み、仏教に関心を深めるようになった。いつしか重心が仏教学に移り、独学で勉強し始めた。会う友人ごとに「物理学が何で仏教学なんだ」と尋ねられた。筆者は、何度も答えるのが面倒くさくなって、ある日、「僕にとってブツリのブツは、物ではなくて仏と書くんだ」と答えた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「仏教、本当の教え」（中公新書）

序章から面白い。面白すぎる…

なかでも北枕の話が面白かった。

お釈迦様が亡くなって時に北枕で床につかれたことから日本では北枕は縁起が悪いとされた

インドには北に理想の国があり、南に死に関する国があると考えられ、頭を北=理想の国のある方角に向けて寝るという生活習慣があり、現在も継承されているという。

従ってインドでは北向きに枕を置くことが良いことなのだという。

ところが日本人は釈迦入滅の場面で北枕は人が死ぬ時の寝方だと誤解したというのである。

まだ序章しか読んでいないが、結論から言えば、私自身はお釈迦様が何を説かれようとしたかのかなりの部分は不可知である…と思っていて「本当の教え」と標榜するのは少しヤバいと感じる。

だが、元々比較文化的な視点に関心があるので本書はストライクゾーンに直球で入った感じである。

仏陀がマザコンだったというような仏陀論やお釈迦様な葬式をしなかったら葬式はしなくて良いといった葬式不要論が大手を振ってまかり通るのを見ていると本書にように比較文化的な手順をきちんと踏まえて仏教を読み説こうという姿勢は貴重だと思うのである。

まだまだ後に続く古本達。