山寺の甘酒ワールド


なんでもないきっかけで始まったわが家の甘酒ブーム。



最近、何だか手の肌がすべすべし始め、肌の色も心なしか白くなったよう…



私の甘酒ブームに半信半疑の様子だった妻も私の手の肌を見たら…



「私も甘酒飲むことにした」との御言葉。



気温が高くなったこともあるかもしれないが、朝眼が覚めると身体が軽い。


【甘酒入りバナナジュース。外見はバナナジュースに同じ】


一昨日はバナナジュースに甘酒を入れてみました。



味は殆ど変わりませんが、3歳児もゴクゴク飲んでくれました。



本日は厚揚げの炒め物のタレに甘酒を加えてみました。



【厚揚げ炒めの甘酒タレ風味】


暫く前に買った栗原はるみさんの「ごちそうさまが、ききたくて。」



なかなか良いレシピが載っているのですが、「ケチャップとオイスターソースと醤油」というおススメの調味料があって、試してみたのですが、配合が悪かったのか、私には…な味でした。



わが家の定番の調味料のひとつは自家製の味噌をベースに砂糖、醤油、ゴマ油少々を加えたもの。



このタレは厚揚げなどの炒め物にはかなり合うと思います。



マクロビオテックでは甘酒を甘味料の代わりに使うと何かで読んだので、本日は自家製味噌に甘酒、醤油を加え、ゴマ油コチュジャンを少々も足しタレで厚揚げを炒めてみました。



つまり砂糖の代わりに甘酒を使ってみたわけです。


砂糖の甘さに比べてマイルドな味でとても美味しかったです。



定番の殿堂入り確定の味でした。



甘酒の効能を少し調べてみました。


甘酒の作り方は酒粕に砂糖を加えたものと米を麹で発酵させるものと2つありますが、ここでは後者を取り上げます。



但し、酒粕を使った甘酒も身体を温めるなど多様な効能があるようです。



甘酒の約2割はブドウ糖。このためすぐエネルギーになり、しかも太りにくい糖だとされています。



ビタミンB群が豊富である。ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸イノシトール、ビオチンなど。


私は肉を食べない食生活をしていますが、実は肉類にはビタミンBが豊富なものが多く、肉を食べないとビタミンB群の欠乏に気をつけないといけません。



甘酒を飲んで調子が良いのは不足しがちだったビタミンB群が補われているのかもしれません。


甘酒はアミノ酸が豊富である。


人間の身体は約20種類のアミノ酸からできているが、そのうち9種は食事からとるべきもので「必須アミノ酸」と呼ばれる。



甘酒にはこの9種類の必須アミノ酸を網羅し、他にも多種のアミノ酸を摂ることができる。



その他の特効成分の働きについて。



『こうじ酸』

強力な抗酸化作用があり、メラニン色素ができるのを抑える。
多くの化粧品に美白成分として配合されている。
美肌効果だけでなく頭皮に活力を与えるとして育毛剤にも利用されている。


『アルブチン』『フェルラ酸』

こうじ酸と同様に強力な抗酸化作用と美肌効果がある。
がん細胞が発生する原因として活性酸素が細胞の遺伝子を傷つけてがん化させることがわかっていますが、こうじ酸とともに強力な抗酸化作用で活性酸素を除去し、がん細胞ができるのを防ぐ効果があります。



『アスペラチン』

世界的に注目されている抗がん成分。
免疫力を高め、がん退治の主役キラー細胞の働きを強化しがん細胞の増殖を抑える。


『ペプチド』

アミノ酸が結合した物質で甘酒には数種類のペプチドが含まれている。
血管を拡張させて血行を促す働きがあり、血圧の上昇を抑える効果がある。
血栓ができるのを防ぐ効果や、糖尿病を防ぐ効果も大きいというデータが報告されている。

『オリザシスタチン』
抗ウイルス作用


甘酒には100種類以上の酵素が含まれる。


米麹は米に麹カビを加えることで作られるがこの時に米に無い成分が400種類余りもできるというのである。


「日本書記」には既に甘酒と考えられる 「天甜酒」(あまのたむざけ)の記述があり日本人との関わりは極めて深い…




病人にはお粥が定番ですが、甘酒は滋養食としても最適でしょう。


ウチの門前で行き倒れた方は多分、強制的に甘酒を飲まされるにちがいありません。



わが家の甘酒ブーム当分続きそうな気配です。


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