大山鳴動 法衣の舞台裏
朝方、キッチンが騒がしい。
何かと思ったら、ハツカネズミがうろうろしていたとのこと
ここ半月ほどの間に家のあちこちにハツカネズミが出没している。
書斎で瞑想していると、
私の前を行ったり来たり…行ったり来たり…
延々繰り返すのである
行ったり…
来たり…
行ったり…
…
気が散るわいっっ!
最近は黒ネコと白黒のまだらのホルスタインみたいな猫の2匹が境内や庫裏の縁の下をうろうろ。
うるさいコーギー犬が居なくなったので我がもの顔である。
勝手口が開いていると、今にも侵入しそうな雰囲気。
わが家には猫派とアンチ猫派が共存しているのでなかなか難しいのである。
昨日は本堂の脇で60センチくらいのイノシシの子供が行き倒れていた。
おそらく本堂横の斜面から落ちたのではないかと思うが、
少し温かくなって動物の活動も少し活発になったようである。
先日新しいローマ法王が選任された。
ローマ法王は終身職であり存命中の法王交代は600年ぶりの異例なできごとである。
先日の産経紙に興味深い記事が載っていた。
今回のローマ法王交代の背景についてである。
中国は建前上、宗教の自由を認めているが、
バチカンの叙任・管轄権を認めておらず、中国とバチカンとは対立関係にある。
カトリックの最大の課題は新しく中国で生まれた習近平体制との対決と
イスラム世界への巻き返しであるという。
若く、意欲的な法皇のもとでこの課題に取り組もうとするのが今回の交代の背景にあるという。
中国の指導者の交代とバチカンの法王の交替が連動しているという見方は面白い。
テレビではコンクラーベの様子について映像で詳細に伝えていたがその政治的背景に
踏み込んで解説した局は皆無のようである。
テレビは映像を見せることに長けているが、事象の奥にあるものを分析する力が在るか否かはまた別のことなのである。
カトリックの総本山はローマ法王であるが、
プロテスタントの総本山というのはあるのだろうか?
プロテスタントはローマ法王のような集権的な首長を頂かない。
多くの分派によって構成されているからである。
ネットのコメントに面白いことが書いてあった
カトリックは一子相伝の北斗神拳でプロテスタントは108派に分かれる南斗聖拳のようなものだと…
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(たしか物語の最初の設定では南斗聖拳は108派ではなかったはず。多分敵キャラを増やす為の後付けの設定である)
仏教にも統一的な首長がおらず各本山や宗派の代表者が林立している。
宗派ごとに見ると、曹洞宗は永平寺が宗門の中心になり、れっきとした宗門のトップが存在するが、真言宗は20近い派に分かれている。従って真言宗全体のトップというのは存在しないことになる。
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