雨の仁和寺にて
兼務寺院の観音寺は真言宗御室派の末寺である。
ちなみに「観音寺」というのはおそらく最も同名の多い寺院であろう。
「京都 観音寺」で検索すると10か寺もヒットする。
全国ではいったいいくつあることやら…
福知山の「あじさい寺」で知られる観音寺も同名なので、
福知山と間違えてウチに来られた方もあったくらいである。
(福知山には3か寺も「観音寺」があるそうである。)
最近作った名刺には「真言宗御室派 舞鶴 観音寺」としてもらった。
同じ花の寺の法金剛院というお寺を目印に角を曲がるのだが、
法金剛院の手前で法金剛院に参拝に来たという初老の御夫婦に…
「法金剛院の御住職様でいらっしゃいますか?」
(←ものすごい尊敬のまなざしキラキラ)
…
…
「いえ、違います」(きっぱり)
それがきっけでしばらくお話したが感じの良い御夫婦でした。
しばらく総会を休んでいたので本山を訪れるのは2年ぶりである。
京都市内でも屈指の巨大な山門をくぐると、総会のある御室会館へ。
御室会館は宿泊、食堂を完備した施設である。
総会の前に御室会館のそばの修行道場「仁和密教学院」に行く。
【仁和密教学院】
全然、たたずまいが変っていない。まだ入学前なので静かである。
この建物にはいろいろと思い入れがあるので本山に来る度に立ち寄ってしまう。
会議の後、懇親を兼ねた食事と茶話会。終わったのは午後3時近く。
3年ぶりくらいで境内を散策した。
金堂(本堂)、五重塔、白い土塀…御室御所と言われるように閑雅な風情がある。
【五重塔】
【観音堂。現在大規模な修理中。ここで朝夕の勤行をしました】
春の仁和寺といえば御室桜。
御室桜の拝観はまだ始まっていなかった。
境内のソメイヨシノやミツバツツジは綺麗に先揃っていた。
花見にもまだ早く、小雨も降っていたので参拝者は思いのほか少なかった。
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