犬がボールペンを使う件 合気道の名著 嵐の予感

  


桜が綺麗に咲いたと思ったら、今日から明日にかけて雨風が強いとのことで、少し残念である。

 


合気道の開祖である植芝盛平翁の高弟の中でも塩田剛造氏と並ぶのが藤平光一氏であろう。


「氣」の威力

「氣」の威力



藤平光一氏の「氣の威力」を学生の頃読んだのが武道について関心を持つきっけだったように記憶している。



残念ながら武術や武道については全くモノにならなかったが(苦笑)、心身を鍛練するということが仏教とどこかでつながっているような気がして、若い頃に、こうした関心を持てたことに感謝している。



植芝翁のもとで学ばれ、さらに藤平光一氏に師事された方が舞鶴に在住され心身統一合気道の指導に当たられているそうである。


透明な力

透明な力


御世話になっているNPOの方がその道場で合気道を学ばれているというので先日、合気道の佐川幸義先生について高弟の木村達雄さんの書かれた「透明な力」を贈本させて頂いたら大変喜んで下さった。僅かな間に3回も読まれたとのこと。



合気道をやられている方なら「透明な力」が面白くないはずが無い。(断言)



資質のある人間が鍛練に鍛練を重ねると常人をかけ離れた境地境涯に達するというのもどこか仏教に通じる気がする。



ただこつこつと営々と努力しかない…


というのが結論でしょうか。


そして人間というのは自分の好きなことしか続かないので、
自分の好きなことをひたすら努力するということでしょうか。


その努力が因となって、善き師や善き朋友に巡りあう…



まさに縁の世界であると思わずにはいられない。



合気修得への道―佐川幸義先生に就いた二十年

合気修得への道―佐川幸義先生に就いた二十年



併せて木村達雄「合気習得への道」も購入されたとのことだったのでよほど気に行って下さったらしい。



「透明な力」と並んで影響を受けたのが「高岡英夫は語る すべてはゆるむこと」なのでこちらも併せて贈本させて頂くことにした。


月刊 秘伝 2013年 04月号 [雑誌]

月刊 秘伝 2013年 04月号 [雑誌]


蔵書を大整理していたら武術雑誌「秘伝」のバックナンバーが20冊ほどでてきた。




1999年1月号の特集では前年に亡くなられた佐川先生の高弟の方の対談が収録されていて、佐川先生の神業と言うべき驚異的な鍛練法などが語られている。


合気道の奥義―呼吸力・勁力を体得する!

合気道の奥義―呼吸力・勁力を体得する!



佐川先生の門人だった吉丸慶賀雪先生の「合気の奥義」には佐川先生の口伝の一部が公開されていて大変に貴重である。



この2冊も早速御貸しと思っている。きっと興味深く読んで下さるに違いない。



1月号の表紙は佐川先生が羽織袴で端坐しておられるカラー写真。
大変貴重なお写真である。
じっと表紙を見ていると…



いつの間にか表紙の黒ボールペンで落書きがされているではないか!




合気道の神様になんということを!…



そこへ3歳児(被疑者)が通りかかったので尋問開始。




「お父さんの大事大事の本に落書きがしてあります!あなたですか?」


「やってません!」


「あなたですね!」


「…犬が…犬が書きました」


「ウチの犬はこないだ死にましたよ!」


「…ヨソの犬がサッと入って来てサッと書いてピューと出ていきました…」




有罪!!!(怒)



断捨離ということが良く言われるが、今回、長年死蔵してきた蔵書を処分し始めてた…



1000冊ほどか捨てたところで、自分の巨大な執着が見えてきた。



それは全く予想外の展開だった。



蔵書を捨てて、身辺整理をする…ただそれだけで始めたことではあったのだが。


自分が雁字搦めになっている執着、欲望、醜さ、愚かさ…



それによって自分が人生を誤り、時間を無駄にし、また大勢の人に迷惑をかけてきたことが、まざまざと実感された。



そんな人間が偉そうに僧侶として読経し、供養し、説教をおこなってきたということに愕然とした。



何年に1回というような巨大な凹みでした。



心がガラガラと音を立てて崩れるようで、
口の中が渇き、心臓がバクバクと音を立てた。



ようやく少し立ち直りつつはあるのだが…




この拙文には軽い話題だけ書くことにして、読まれた方が逡巡されるような面倒くさい内容は避けているのだが…


上記の理由でこれから少々更新が滞るかもしれないことを御断りしたい。



私にも春の嵐が訪れているようである。


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