ままならず… 「漂流老人ホームレス社会」
【もうちょとまともな写真もあるのですが名札にはっきり名前が書いてあるので躊躇しました】
本日は兼務寺院の多禰寺へ留守番に。
気になるのは幼稚園に行った娘のこと
妻に何度かメールするが返事が無い…
念の為電話するがつながらない…
…(?)
…(不安)
1時頃電話がありようやく事情が判明した。
妻は先生に言われるまま、娘を預けて帰宅したのだが気になってこっそり戻ってみると…
娘は1時間余り玄関で泣いていたそうである。
とういうわけでしばらく妻は娘と一緒に登園して付き添いという流れになりそう。
なかなか思い通りにはいかないのである。
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密林で検索したらお弁当グッズが山ほど見つかって驚いた。
海苔を切るハサミと海苔を置くピンセットまである。
やり過ぎか…
コメント頂いたように暖かい季節にお弁当の具材やご飯をコネコネいじっていたらやはり衛生的も問題かもしれない。
真言弁当はやっぱりやめておこう…
ちなみに妻が朝から一生懸命、海苔でキャラ系おにぎりを作っていたので
「パンダ!」
と言ったら…
後から“ミニーちゃん”と判明しました…
- 作者: 森川すいめい
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/01/22
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もう20年も前のことだが、学生の頃、近所の公立図書館によく出かけた。
ある気候の良い日に、図書館前のベンチに座っていたが、
あまり気持ちが良いので寝転んで空を見上げた
しばらくして施設の警備員がやってきてひどくつっけんどんな態度で注意された。
若気の至りで私も言い返し、後味の悪い思いをしたことがある。
そしてベンチで寝ていると排除されるというきまりに気がついた。
最近気がつくと、ベンチにはいろんな形態がある。
ベンチの中央が盛り上がっていたり、真ん中に仕切りがあったり、丸い筒のようなベンチ?まである。
共通することはベンチで寝られないような工夫がされているのである。
ベンチそのものが撤去されている例も多いと聞く。
知人がホームレスの援助活動をしていてその活動の一端を記した本を頂いた。
森すいめい「漂流老人ホームレス社会」という作品である。
それは想像以上の苛酷な世界である。
ホームレスというと就労意欲の無い人を連想される方もあるかもしれない。
本書を読むと平均以上の能力のある社会人がホームレスという立場になりうることが良く分かる。
腕の良い職人が会社の倒産で仕事を失う。
誰の人生にも弱点がある。
会社の倒産、家族との不和、持病、事故…
心の弱さもある…
十分な能力も年収もありながら将来への供えを怠った…
誰に相談していいか分からなかった…
その虚の部分によって人生の歯車がくるってしまった時に社会に居場所が無くなるのである。
この本の提起するもうひとつの問題点はホームレスの中に知的な障害を持った人がかなりの割合で含まれるということである。
社会的な弱者として本来なら公的に扶助されるべき人達がホームレスへと形を変え、救済されざる存在となる。
この問題は今後もっと議論されるべきだろう。
本当にいろんなことを考えさせられた一冊である。
友人や知人にホームレスの問題に取り組んでいる方が大勢居て、その御縁で私も末端のお手伝いをさせて頂くことがある。
ホームレスの方に接した最初の印象はごく普通の人という印象である。
一部にはどこか社会的になじめない要素も感じることがあるが大部分は普通の人である。
本書を読んでそのことを改めて反芻した。
昔は小さなお堂があって、無宿の人が一夜の宿を借りられたという。
何より見ず知らずの旅人を泊めたという話も驚くほど多いのである。
日本は世界的にみても清潔であるとされる。
その一面で虚を抱えた居場所の無い人達にひどく冷たいのではないだろうか。
そんな社会が望ましいとは到底思えない。
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