タルトと泥ハネの家庭訪問 嘘つきが舌を抜かれる話
曇り時々晴れ。にわか雨降る。雷鳴有り。天候著しく不順也
本日は幼稚園の家庭訪問。
「女性のお接待=ケーキ」
という単純な発想で娘を園から連れて帰るついでの高浜まで足を延ばしてラプラージュでタルトを購入。
気合入りまくり…(苦笑)
担任の先生はまだ学校を出て間もない若い女性。
昔の聖子ちゃんみたいな髪型?で見るからに性格が良さそう。
若さに似合わず落ち着いた雰囲気の方でいろんなお話をして頂いた。
家庭訪問というのは30分くらいかと思ったら…
1時間半くらいたっぷりお話を聞くことができた。これにはちょっとびっくりした。
園生がそれほど多くない分、1人1人に時間を割いて頂けるのが有難いことである。
先生を駐車場まで送っていくと先生の白い、可愛い軽自動車が泥ハネだらけ…
境内の奥で治山ダムの工事をしているのだがお寺の山門を過ぎて、
ダムの工事現場まで行ってしまわれたらしい。
も、申し訳ない…
先生は「洗車行ってきます!」と爽やかな笑顔を残して帰って行かれた。
昨日も…
娘を寝かせるつもりが先に寝てしまい、ブログの更新ならず。
無念…
ただ早く寝るとその反動でかなり早い時間帯に眼が覚めるので少し瞑想したり、
とりとめのないことを考えたりする。これは愉しい時間である。
子供の頃、「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」と怒られたことがある。
地獄の絵などを見ると、やっとこのような器具で舌を引きぬかれる恐ろしげな絵が描かれてあった。
抜けるはずの無い舌を強引に引き抜く…その痛みたるやいかほどのものか…
(正確には閻魔様が引きぬくのではなくて、配下の獄卒が行うのだが)
子供心のかなり恐怖心を感じたものである。
そういえば白土三平の「カムイ」にもそんなシーンがあったがかなり痛そうでした…
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賛否あるだろうが、怖い思いを通じて道徳というものを教えるということは必要ではないだろうか。
子供のうちに強引にでも嘘は良くないということを教えることは、長い眼でみれば子供の為ではないだろうか。
大人になってから考えたことは<嘘をつく>ことと<舌を抜かれること>を比べるとあまりに刑罰が重すぎるのではないかと考えた。
それからまたかなりたって考えが変った。
嘘をつくということは人を殺したり、物を盗むことに比べれば軽いと思われがちだが、
嘘が蔓延すれば社会は相互不信により崩壊する危険があるということである。
嘘をつくということは世間で思われる以上に罪が重いと思うようになった。
嘘をつくということはその場の行為だけでも、悪質な嘘をつく人間の意識というのは嘘をつくという直接的な場面以外でも、実は罪を作っているのではないかということである。
普通の社会人として生活を送っていて、罪に該当することを行わなくても、その意識において妬み、恨み、憎悪、偏見などなどの悪しき思いがあればやはり神仏の眼からご覧になって時に罪が重いとされるのではないか。
もし仮に地獄があるとして生前の心の在り方まで裁かれるとしたら、怖いとしかいいようがない。
真言宗では『身口意』(しんくい)ということが言われる。
身=行動、口=言語、意=精神作用の3つを重視する。
そしてこの3つの作用を通じて仏とつながろうというのが密教ではないかと思っている。
ちなみに…
今日も、庫裏で先生と話しているそばで娘が障子を破った。
この罪をどうあがなってもらおうか思案中である。
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