法事 モグラ 黒潮町長の執念
本日は祖父の50年忌の法事。
親族が集っての法事は久しぶりである。
祖父から老僧、私と三代にわたってお寺を御縁ができ、こうして法務を行っているのも、祖父がこの地舞鶴に来たことが全ての始まりである。
老僧も感無量のものがあるに違いない。
植木の剪定をしようとしたら足元に真っ黒なモグラの死骸があった。
昆虫や動物はできるだけ子供に見せたり触らせたりしているので早速、娘に見せる。
一応、衛生面を配慮して「手でさわらないで」と言ったが…
言い終わらないうちに娘の手が伸びて、手に取ってコネコネし始めた。
最近の子供は生き物が苦手で蟻も触れないという子供がいるそうだが、
ウチは取り合えず大丈夫…
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昨日に引き続き「文藝春秋」3月号の立花隆「日本再生」23話を読む。
タイトルは「黒潮町長の執念」。
内閣府が行った南海地震の被害予想で最大の津波が来ると予想されたのが高知県黒潮町である。
予想される津波の高さはなんと34.4メートル。
殆ど絶望的な被害の予想に対して町は被害者ゼロを目指す取り組みを行っているという。
既に180回も住民との対話集会を開いて避難方法を討議し、町民1人1人の避難カルテを作るという。
最大の被害の予想される地域で被害ゼロを目指すという取り組みは注目に値する。
その牽引役は若干42歳の大西勝也町長である。
超絶規模の自然災害に対して「諦める」ではなく「諦めない」を選択した町長の姿勢には心動かされる思いがする。
科学技術や科学知見だけでなく人間の執念や強靭な意志が歴史を作ってきた。
もしかしたら後者こそが歴史の主役なのではないかとの思いを新たにした。
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