イルカは東寺の五重塔を超えるか

昨日は兼務寺院である観音寺の団体参拝。





三井寺石山寺岩間寺




最初は三室戸寺も廻るというプランもあったのだが、総代さんから


京都水族館に行きたい」



と言われて、お寺めぐりに水族館も面白いと即決。



というわけで霊場めぐりの〆は京都水族館になった。



ガイドさんによれば、昨年オープンしたばかりの京都水族館は今や一大人気スポットなのだという。



京都は歴史的、文化的文物は星の数ほどあるが、子供も楽しめる場所、科学や自然を学ぶ場所というとあまり思い当たらない。


屋内なので天候にも左右されない。



京都駅近くで交通も至便。



人気スポットというのも当然かもしれない。



京都、滋賀方面の団体参拝を企画されている御寺院は一度お立ち寄りになってはいかがかと。





団体参拝のバスの中で最初に般若心経をお勤めをした。



その後、挨拶をすることになり、さて西国観音霊場参りと水族館という組み合わせをどのように正当化しようかと思ったのだが、おもむろに…




「木魚って魚の形してますよね?」




という話から始め…強引に水族館の必然性をアピールする住職。



でも最後は正直に…




「私は水族館が一番楽しみです」


と告白してしまいました。




団体参拝は無事進行。



晴れず降らずの丁度良いお天気に恵まれました。


石山寺多宝塔。優美な姿です】


岩間寺本堂横にある池。芭蕉の名句「古い池や蛙とびこむ水の音」が詠まれた。】



水族館も混雑していたが、ダイバーが魚にえさをやる姿とか、ゴマフアザラシが可愛いとかいろいろ見所があります。


【ダイバーさんによる餌やりパフォーマンス】

4時からイルカのパフォーマンス。



水族館の2階に巨大なプールがあってイルカのパフォーマンスが見られるのである。



いろんな水族館に行ってイルカのショーをみたが、大抵、テンポの速い曲をかけて展開していく。
“魅せる”ショーである。



だが京都水族館はゆっくりしたアナウンスでイルカの紹介をしていく。



はっきり言って地味なのである。



だが良く考えれば、ここは京都…


『京風はんなりパフォーマンス』



として見れば。納得できてしまうのである!


恐るべし京都の底力…


何しろ、イルカが弧を描いて飛ぶと、
その背後に東寺の五重塔が見えるのである。


ある意味、これはすごい構図ではないだろうか…


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