夏への扉 マヨネーズのような御位牌
ほぼ毎年のことだが…
この時期、スズメバチが庫裏の屋根裏に巣作りを開始。
退治すべきか否か…
お盆前の大事な時期に痛い目に逢いたくないし。
一昨日は法事にて箱一杯のトマトを頂く。
山寺の醍醐味である。
夏野菜は元気をくれる。身土不二むべなるかな…
梅が黄熟しはじめたので奥様はジャム作りに忙しい。
いろんな方に差し上げるのだが意外に好評で、毎年、進呈先が増え続けている。
ある御住職に伺った話。
お仏壇の開眼を頼まれて出かけたら新品の仏壇が置いてあった。
扉が閉じてあったので開けたら…
モダンなデザインのお仏壇で、中央に本尊があるのは良いのだが、左扉に故人の遺影が飾ってあり。右扉に位牌が収納されていたのだという。
「マヨネーズかと思いましたよ」
始め意味が分からなかったのだが、冷蔵庫の扉を開けるとドアポケットにマヨネーズやケチャップが入っている…
みたいなニュアンスだと分かって大笑いした。
私が気になったのは位牌の位置。
扉のように不安定な場所に置くのはやはり敬意に欠けるのではないかと…
もう一点は御位牌が向かって右の扉にあったということは本尊側から見て左手である。
真言宗では本尊に向かって右手(本尊側からみて左手)に弘法大師、向かって左手(本尊側からみて右手)に不動明王を祀る。
左右では右が上位であるとされるからである。
聖者といえど弘法大師様は人間であり、仏である不動明王が上位としてこのような配置なのだと解している。
位牌と写真を配置するならやはり位牌のほうが上位に位置(向かって左手)に安置すべきかと思うのだがいかがなものか…
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