NO MONEY NO LIFE  即身成仏はいつ?

本日は少し湿度が低く過しやすい1日だった。



午後7時だとまだ明るい。



雨が降るようにヒグラシの声が降りてくる。







7月は市内の真言宗のお寺で柴灯護摩の法要が2回あり出仕させて頂いている。



昨日は市内の真言宗醍醐派のお寺で夕刻から護摩法要があった。



堂内で焚く壇護摩でも屋外で行う柴灯護摩でも舞い上がる火炎を見ていると、毎回、いろんな感慨が頭に浮かぶ。



火が与えられているということの不思議を時々思う。




火だけではない…




太陽の光

微生物による巨大な循環

海の存在



人間が勝手に値段をつけて売買しているものもあるが、


実は最も必要なものの大半が、無条件でタダで私たちに与えられていうことを一度認識すべきではないだろうか。


経済システムの虚妄を時々、疑ってみてもいいのではないだろうか。



貴重なものほど値段が付けられないか、全くのタダで供給されている…
そのことに気がつくと世の中の見方が変わるように思う。







昨日の法要の後、住職が参拝者に向かって法話をされたが、啓発されることの多いお話であった。




弘法大師空海の説かれた即身成仏について触れられてなんといわれたかというと


東進ハイスクール講師の言葉を引用して



「いつやるの?今でしょ」

「いつ悟るの?今でしょ」




と言われたのだ!その表現が私にはすごくツボに入った気がした。。



無限に近い年限の修行の後に悟りを開くとされたことに対して、空海様が


『私』 『今』 『ここ』


という成仏のあり方を掲げられたことはスゴイことだと思う。



修行の目的が今生で得られてこそ修行できるというものである。



成仏できます。但し、来世の来世のそのまた来々世のその先の…



これでは修行のモチベーションにならないのではないか。



テンションがダダ下がりである




そんな修行観に対して、弘法大師空海様が




「成仏は今でしょ!




言われたというのは、ものすごく必然性があったのではないかという気がした。



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