山門にインドラの矢が落ちる


本日は棚経4軒と法務1件。


蒸し暑い1日であった。


いよいよお盆も本番だが気候は熱暑の予感(溜息)






兼務寺院の多禰寺の山門に落雷という知らせがあったので法務の後、検分にでかけた。


【多禰寺山門 金剛力士像(重文)が収蔵安置されていた。山門の脇に30メートル近いモミの木があり、この木にも落雷の痕跡があった】


山門にかけてあった折鶴が焦げてます…



山門の太い柱2本に亀裂。



撞木を吊るしていた鎖が斬れている。



一番驚いたのは鎖の溶接部分が飛んだだけでなく、溶接されていない部分が融解したようになって接着していたこと。


全く不可解である…



天空の城ラピュタ [DVD]

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先日ひさしぶりにテレビで「天空の城ラピュタ」を放映していた。



ムスカ大佐の言葉に「インドラの矢」という表現がでてくる。



インドラはバラモン教ヒンドゥー教の神で仏教では帝釈天にあたるとされる。


インドラは雷を操り恐るべき破壊をもたらしたことが「ラーマーヤナ」に記載されているという。


ちなみにギリシャ神話のゼウスも雷によって恐ろしい破壊をもたらす最強の神とされた。どこかで関係があるのかもしれない。



インドラはヴァジュラを持つとされるが執金剛神=金剛力士も金剛杵(バジュラ)を持つ。


鋭い先端を持つ形状は雷を模したのだろうか。


それとも金属に雷が落ちることと何か関係があるのだろうか。


執金剛神も多く金剛杵を投擲するが如き姿態を持つことからやはり雷神としての性格も持つのだろう。



金剛力士(執金剛神)のおられた場所に雷が落ちたのも奇縁というべきかもしれない。


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