棚経 法事のお土産はカブトムシ
午前中の棚行を早く終らせる為に少し早めに出発しようとしたら先方から電話があった。
施設に入っている母親に棚経のお経を聞かせられるのも今年が最後だと思うので、施設に母親を向かえに行ってくるので予定時間より少し遅れて始めてほしいとのこと。
老僧の頃は棚行も事前に通知をしてその日にお参りに行けばよかったが、近年は仕事が不規則だったり、病院通いで不在の家があったりして事前に電話等で在宅を確認してからお参りに行くことにしてる。
日程や時間の調整に頭を悩ませることもあるが、棚経を大切に思ってくださるお宅のあるのは嬉しいものである。
昨日、兼務寺院の山門に落雷の被害調査に出かけた。
帰りがけに参道を大きなカブトムシが歩いていたので、娘の通っている幼稚園の子供達に見せてやろうと思い、持ち帰った。
もう1匹くらいいたほうが見栄えがすると思いながら境内を散策していると樹液の染み出している木の幹にカナブンやコクワガタやスズメバチに混じって大きなカブトムシのメスがいたので捕まえた。
先日、地元の仏教会主催の林間学校があり、その時使うつもりで100均で購入した飼育ケースとカブトムシ用のゼリーがあったのが早速役に立った。
本日は午前の棚経の後、庫裏で法事が2件。
カブトムシを都会の子供に見せてあげようと思い口の間に飼育ケースを置いておいたら、大阪から来た3歳くらいの男の子がとても欲しそうにしていたので進呈することにした。
仏教会主催の林間学校では毎年、いろんなプランが出るが
「腐りかけのバナナに焼酎を振りかけておいておくとカブトムシが集まってくるので、その様子を子供に見せる」
という提案が毎年出ては立ち消えになっている。
本日はこの「腐りかけのバナナ×焼酎」を試してみることにした。
腐りかけのバナナが冷蔵庫にあり、梅干の桶を洗うために買った焼酎がちょうど手元にあったのである。
お盆の真っ最中にこんなことをしているようではダメダメなのだが、忙しいお盆のちょっとした息抜きのつもりである。
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