お盆の後　　山寺の子育て日記

ようやくお盆が終ったという実感がわいてきて、密林で買った古書を読んだり、映画を見たりしている。

映画は連続してハズれが2本。

前作は典型的なＢ級アクション映画。後半はただ銃撃戦をして逃げるだけ…映像もかなりサブい。

主人公を演じるドルフ・ラングレンは極真空手三段の猛者だが顔が時々お笑い芸人のヒロミ見える。

後者はヘプバーンが主演。さすがに綺麗ですがやはり盛りを過ぎた感じがしてちと寂しい。原作がシドニイ・シェルダンというのも微妙。「おしゃれ泥棒」にすれば良かったとあとから後悔。

若尾五雄「金属・鬼・人柱その他」★★★★

柳田國男が農村・農業を重視した結果、冶金、鉱業などの非農業的な生産と技術が閑却されてしまったという視点は重要だろう。様々な伝承の中から歴史の暗部がかすかに見え隠れするようで興味深い。

星４つ。

各地に伝わる伝承を取り上げながらその背後にある金属文化や信仰の裏面に光を当てている。

特に修験道・密教は金属文化と深い関わりがあるようでこの視点は外せない。

近世の日本では莫大な銀が生産されて世界の産出量全体に大きな役割を占めていたとされるが、その背後には金、鉄、銅、水銀、ニッケルなどの各種の金属資源を採掘する豊富な鉱業文化が存在したらしい。

成瀬雅春『心身を浄化する瞑想「倍音声明」ＣＤブック』★

密林のレビューの高さにひかれて買ったが、こちらはかなりハズレ本である。

星ひとつ。

倍音声明という言葉に引かれてかったが、まずＣＤはトレーニング法を教授するＣＤではなく、どこかでの倍音声明の公演の様子を録音しただけのもの。

倍音声明も母音を伸ばして唱えるもので少々看板に偽りあり。

この倍音声明だけでカルマが解消する、驚異的な生命力がつく、運が良くなる、などなどの効果を謳うのは少し話が広がりすぎ。チャクラを解説した部分や対談を除けば内容は僅かしかない。

本日娘と妻は隣町の池内川へ。

なんでも「ごろうの瀧」とかいう風光明媚なスポットがあるというので探索にでかけたのだが見つからず、自然豊かな川べりで遊んで帰ってきた。

夏もあと少し。

最近、爪にマジックを塗り始めた。

マニキュアのつもりらしい。

女の性（さが）でしょうかね…

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