どないせいっちゅうねん 四股 「藤本蓮風 経穴解説」
全国的に大変な被害が出ていますが、皆様お変わりありませんでしょうか?
嵐山界隈が水没といわれてもピンとこないですね。
亀岡の駅前のかなりの被害だった模様。
舞鶴市もなかなかはエラいことになっております
突然、行政から…
「ただちに命を守る行動をとってください」
みたいな文面のメールが届きました。
『どないせいっちゅうねん!』
多分5万人くらいがそうつぶやいたにちがにない。
私はとりあえず寝ました…
昨日も、夕方雨が小止みになるともう虫の鳴き声が静かに聞こえはじめた。
雨が止めば虫が鳴き始める…当たり前といえば当たり前だが少し不思議な気がした。
本日は台風一過、自然の緩急というのか、
昨日までの大雨が嘘のような穏やかな秋の日和。
- 作者: 元・一ノ矢
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2011/09/30
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毎日、四股を踏むようになった。
回数も数十回程度なのだが、股関節や腰周りの筋肉がよい感じでほぐれてきた。
非常に新鮮なのは四股を踏んでいると重心がストンとお腹に落ちる感覚があることである。
試しに発声してみると、お腹の底から声が響く感じがしてなかなか心地よい。
- 作者: 藤本蓮風
- 出版社/メーカー: メディカルユーコン
- 発売日: 2013/06/28
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密林に注文した本が届いたので早速パラ読み。
鍼灸師の藤本蓮風氏の書かれた「藤本蓮風 経穴解説 増補改訂版」。
鍼灸、特に鍼の指南書である。
藤本氏の講義録の体裁だが、主要な経穴についての位置、主治、などか豊富な図版と共に詳述されている。
鍼灸、特に鍼に重点を置いた記述なので素人が読んでも役に立たない本ではある。
ただ65万人に施術されたという治療経験がふんだんに盛り込まれていて、
なかなか興味深い。
陰陽五行は古代から続く哲学であり、鍼灸に代表される東洋医学ではこの哲学が現代においても生かされているということがなんとも不思議であり、興味深く感じるのである。
考えてみれば西洋医学の根底にあるのは二元論的な考え方ではないだろうか。
もっと単純には『悪いものを無くす』『良いものを加える』のふたつである。
このシンプルな考察は非常に高度な医療に結びつくと同時に現代医療の大きな落とし穴でもあるのではないだろうか。
やみくもに現代医学を否定することはできないが、
やみくもに現代医学なるものを信頼(妄信?)して自分や家族の命を預けるつもりもない。
この辺はなかなか難しい。
本書には予知夢を見るという霊能者に鍼を打ったら、予知夢が無くなったなどという面白いエピソードが載っていた。
昔は馬が高価に取引されていたので動物への鍼灸的治療が盛んに行われていたとか
進化の観点から考えると人間が二足歩行を行うようになったことがツボにも多いに影響を与えているとか
かなり考えさせられたのは足三里というツボについての記述。
芭蕉の「奥の細道」にも足三里にお灸をしてから旅立つという有名な記述が記述がある。
足三里は保健、長命の灸として広く知られている。
私もこの足三里の灸は家庭で手軽にできて効果の高い保健技法だと思っていたのだが、必ずしもそうでないらしいことがわかってちょっとがっかり。
人体の複雑精緻なシステム性と神秘を垣間見るような気がする本である。
尤も鍼灸を専門とされていない限り読む必要のないものだと思います。
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