レアな最中を頂きました  馬頭観音の謎



「満月」という和菓子のお店をご存知だろうか?


「満月」という名前に聞き覚えがなくても、このお店で作っている「阿闍梨餅」は今や京都を代表する銘菓である。何しろ年間15万個も売れるらしい…


デパートや駅の店舗には阿闍梨餅を求める長い行列ができているのを良くみかける。


「満月」の作っているお菓子は僅か数種類である。


日持ちのしない最中は普通の小売店では取り扱いが無いようである。


「満月」の本店に行った知人がこのお店の最中をお土産に買ってきてくれた。


濃厚な餡は上品であっさりしていてさすが…と思わせる味だった。


「満月」の本店には「満月」という焼き菓子を販売していて、
この焼き菓子は本店でしか購入できないとか。1度食べてみたいものである。


【「満月」ホームページ】http://www.ajyarimochi.com/







彼岸や大祭に出仕させて頂く松尾寺は真言宗醍醐派名刹である。


本堂、仁王門、本坊、一切経蔵、位牌堂…


伽藍の規模の大きさに圧倒される思いがする。


松尾寺の御本尊は馬頭観音である。


松尾寺のある青葉山は山容が馬の耳を重ねた姿をしていて中国の霊山である馬耳山と似ていると開祖威光上人がこの山に伽藍を開かれたとされる。



世親の「倶舎論」に描かれる仏教の宇宙観では須弥山という山の存在が有名だが馬耳山という山も存在するという。


さらに…


中国に初めて建立された仏教寺院の名前は白馬寺であるとされる。


インドから白馬に乗った僧が仏教を中国にもたらしてことにちなむとされる。


馬というのは仏教にとっての特別な聖獣なのかもしれない。



少し話がそれるが日本には広く聖徳太子への信仰が見られるが、



厩戸王子という名称は太子が厩で生まれたことによるとされている。


これはイエス様が馬小屋で生まれたことの影響があるとされてきたが、
もし仏教にとって馬が聖獣であるとすれば、馬小屋で生まれるという逸話もまた別の意味を持つのではないだろうかという気がする。




【時々、古い歌が聴きたくなります。
昔のアイドルはダボッとした大きなサイズの服を着ていました。
本田美奈子さんのこの歌は明るい内容なのになぜか悲しみを感じます。
本田美奈子さんが早逝されたからでしょうか。】


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