熊の大雪警報 わがが誇りの零戦 千の風になって


午後に法事1件。


法事の後、檀家さんと雑談していたらある方が柿が青いうちに熊に食べられた…


と言われたら、別の方が「熊が青い柿を食べると大雪になる」という言葉を教えて下さった。



熊が大雪に備えて早めに冬ごもりの支度をするために青い柿を食べるということらしい。


昔の人々の観察力というものに思わず感心してしまった。



密林から予約していた原田要「わが誇りの零戦」が届く。


前著「零戦(ゼロファイター)老兵の回想」も良かったが、本書では貴重な写真多数の他、日米開戦から戦後までの歴史の要点が挿入されていて立体的に理解ができるよう工夫がされている。

本書の帯にはこのような言葉が添えられている。



著者原田要氏は支那事変からパールハーバー、ミッドウェー、ガダルカナル、そして終戦までその大半を、零式艦上戦闘機即ちゼロ戦を駆使して戦い抜いた稀なる生き証人である。
 イラク戦争で米国が非難されている最中、パールハーバーで行われた65周年祭典でNBCの元アンカーマンは「たとえ政府の間違った判断で開戦したとしても国の為に戦った兵士の名誉は称えられなければならない」と語り、観衆の大喝采を浴びた。同じ内容は、大手新聞の全面広告にも登場した。
 残念ながら、わが国日本に、その気風は感じられない。氏の体験は生々しく現代に甦り、当時の壮絶な兵士たちの生き様を知ることができる。改めて茲に、想像を絶する戦慄と苦悩を味わわれた英霊と、戦後の不当な扱いに耐え抜かれた兵士の皆様の栄誉を称えるものである。(桜の花出版 会長 山口春獄)


この本が1人でも多くの方に読まれることを願うものである。





先日久しぶりに秋川氏の「千の風になって」を聞いた。


心に染みる実にいい歌である。


法事を行うと、故人が今ある人たちのなかに生きてあるのを感じる。


ただこの歌のように分かりやすく、生き生きと情感に乗せてそのことを伝えるというのは至難である。


最近では無宗教葬なるものもあって、読経はいらないから、この「千の風になって」だけ流してほしいなどという葬儀も行われるかもしれない。



この歌は仏教の良きライバルだと思う。


この歌を聴くたびに人々に亡くなった方を悼むことの大切さを伝えていきたいと思うのである。





ブログランキ

ング・にほんブログ村へ
にほんブログ村←いつもご訪問ありがとうございます!
丹後の山寺の住職に応援のクリックをポチッとおねがいします(^人^)






.