牛若丸の活躍  NHKの憂鬱な番組


本日は11月の紅葉シーズンに向けての準備。



妹夫婦や檀家さんが手伝いに来てくださった。



私の仕事は参道のもみじの枝が伸びているのでバスや乗用車に接触しないように切り落とす作業。



通販で買った柄つき神沢精工のノコギリが軽くて、よく切れるので大助かりである。


商品名は「牛若丸」(笑)


http://www.kanzawa-samurai.co.jp/usefulness/use03/


アルミ製のポールは軽くて片手でも使え、ノコギリの部分も絶妙のカーブを形成していて実に切りやすい。


薙刀のような形をしているのだが…


どうでもいいが弁慶の間違いじゃないのか?


だって長刀を持っていたのは牛若丸ではなく弁慶なのだから(笑)




4歳の娘はどんどん口が達者に…


真面目な顔をして…


「お父さん、新聞は読んだら元のところに戻して下さい」

とかいわれてる父(住職)って…




娘の幼稚園に1歳下の子供達が入園してきた。
1歳しか違わないがとても幼げに見える。



よく弟や妹ができると幼児帰りするというが、その影響なのか


最近娘は語尾に「バブ」と言うようになった。


これも一種の幼児帰りであろうか。


娘なりに幼児の感覚をあらわしたいらしい。



「食べるバブ」「美味しいバブ」「寝るバブ」…


アニメの脇役に変なしゃべり方をするキャラクターが出てくるがそんな感じである。


大丈夫か娘よ…






NHKの「病の起源 第3集 うつ病〜防衛本能がもたらす宿命〜」を興味深く見た。



うつの大きな原因のひとつが不平等感であるという。


そして平等の感覚があるとうつになりにくいというのである。


乱暴に要点だけはしょるとそういうことになる。


獲れた獲物を平等に分配する原始的な共同社会ではうつがみられないという。





また紀元前のメソポタミア文明には人類最初のうつの記録があるという



メソポタミア文明では支配されるものと支配されるものとの階級差ができ、貧富の差が生まれたことがうつの発生にかかわっているという。




でもよく考えると狩猟採集で得た獲物が平等に分配されても、当然、獲物をとる能力には優劣が生じるのだから、そこに


「あいつは鹿を10頭もしとめたのに、俺はウサギ一匹だ」


みたいな能力差を感じてうつになる狩猟民族にいるのではないだろうか?(笑)


そもそも成績で評価されるスポーツ選手などは別にして
身体を良く動かしている人はうつになるにくいのではないだろうか。


また弓や槍で動物を捕らえるという行動の結果がはっきりとした形になる人々と、大きな組織の中に組み込まれてはたらく現代人ではやはり後者のほうがうつになるやすいというのも自明ではないだろうか。





文明社会だと仕事が多様化するので、生産能力だけでなく、いろんな技能で評価されるチャンスがやってくるが、狩猟採取民族のような社会ではどうしての評価される有益な技術というのは限られてくるのではないだろうか。



ここらへんどうもNHK相変わらず左翼の尻尾というか


原始的社会=平等=善
文明社会=不平等=悪


という構図を描いてしまっているのではないだろうか。











もっとも間違いなく現代文明では貧富の差、持てる者と持たざる者の差が拡大し続けている。



そのような社会のなかで自分が得ること、失うことに意味を見出すことができるかということがもうひとつの選択ではなうだろうか。



利害得失だけを見るのではなく、



そこに意味を見つけられるかということである。




仏教的には因果応報を信じれば


一方的な損や得は存在せず、長い目でみればかならず差し引きゼロになる。



そのことを100パーセント得心することは難しいだろうが



眼の前の損も得も何かの深い理由によって生じていることを少しでも納得できれば



得したといって狂喜乱舞のあげく、慢心して大失敗することもなく


大きな失敗や喪失に打ちひしがれて立ち上がれなくなることも少なくなるのではないだろうか。



そこに宗教が果たし得る大きな役割があるのではないだろか。



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