もみじ寺の境内 あなたに似た人
京都の紅葉情報を見るとこれからが紅葉の本番のようだが、
当山の紅葉ははや終盤へむかいつつある。
本日は寒風吹くなか大勢の方が参拝に訪れてきてくださいました。
お葬式の喪主は息子さんであることが多いが、
息子さんとは普段お逢いする機会があまりないことが多い。
息子さんのお顔をしげしげと見ると、
亡くなった故人とどこか面立ちが似ていることが多い。
あるいは顔立ちが全然似ていなくても声がそっくりだったりすることはよくある。
所作や体型、物腰にふと故人の姿が重なることがある。
通夜や葬儀に来られる親族の中にも故人にどかに顔立ちの似た親族が何人も居られることが多い。それも当たり前といえば当たり前のことではあるが…
そんなとき寂しいような嬉しいような気持ちになる。
ひとつの流れの中に故人がいて、その方の亡き後もこの流れは続いていく。
その流れの中にあった1人が失われた寂しさと愛惜がふつふつと湧いてくる。
自分がこれからの人生で何人の方を送るのだろうか…と思うことがある。
そう遠くない将来に両親を送り、いつか自分自分自身も送られる日がくる。
時々、そんなことを考える。
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