執金剛神の御顔
バザラにホレた!―新薬師寺・十二神将彩色再現ものがたり (DIGITAL WONDER ARCHIVE BOOKS)
- 作者: 松澤尚美,山田修
- 出版社/メーカー: トランスアート
- 発売日: 2009/02/03
- メディア: 単行本
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宝物殿に「バザラにほれた!」という本が置いてあって仏像の説明をする時、必ずといっていいほど使う。
この本には新薬師寺の12神将のうちバザラ大将の復元図が描かれている。
現在の感覚でいうとサイケとかパンクに近いような眼の覚める色彩である。
往時の日本人はどのような感覚でこうした派手派手した仏像を見ていたのだろうか。
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2013/09/23
- メディア: ムック
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先日、エイ出版の「天の仏像のすべて」を改めて見ていたら当山の執金剛神のアップが掲載されいて、かなりびっくりしたことがある。
執金剛神の御顔もバザラ大将のごとき青や緑の彩色が施されていると思いこんでいたのだが、どうやら違うらしい。
写真で見ると人間の肌肉に近い色なのである。
最初は表層の色が剥落したのかと思っていたのだが、口髭が描かれている様子からも、やはり原色は人間の肌の色に近い色であったようだ。怒りで上気したような赤色に近い明るい色である。
仏像というのは見れば見るほど発見があり、いろんな感覚が湧いてくる。
この時期、1日数台の団体バスはが来寺するが殆どが同じ時間に集中する。
昨日も三重塔の下で団体さんに境内の説明していたら、宝物殿拝観の団体が重なり、説明を切り上げてダッシュして宝物殿に行話を始めたら、また別の団体が到着…説明を切り上げてて再びダッシュして三重塔まで戻った。
法話しようとしたら…
息が上がって声が出ませんでした…
時間のゆとりさえあればもっと丁寧に応対したいのだが、
法話も5分や10ししかできないのは残念である。
先日もガイドさんに「5分の法話をしていただけるんですね?」と尋ねられた(苦笑)
こんな忙しさも後数日で終る。
後は冬枯れた静かな境内が佇むばかりとなる。
【昔の歌が時々聞きたくなります】
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