法事の前に 驚いたこと

 



本日は比較的好天に恵まれ参拝多し。


明日の日曜が繁忙期の最期となる模様。


相変わらず午後に団体参拝が重なる。


3時に法事があり、せめて5分でも法話しようと思って


「3時から法事なので少しだけお話しさせて頂きますね」


と言ったら…1人の参拝者の方が、


「住職さん、もう3時15分前ですけど大丈夫ですか?」

と参拝者の方に尋ねられた。


…どう考えても遅刻である。

2つほどの団体さんに少し長めに話したものだから時間配分に失敗したらしい。



それでもお約束した手間5分だけ話して檀家さんの家まで車を飛ばした。



法事では真言宗の根本経典である「理趣経」というお経を読経することが多いが


法事で読経を始めると声がかすれる。
繁忙期のオーバーワークがこたえたらしい。


この状態で焼香の煙を吸うと一層喉を痛めそうだったので、
読経が終ってから焼香してもらったら、読経に集中できて大変に具合が宜しい。




最近、驚いたこと2題。


ブログを更新中に、席をたって再びパソコンに向かったら。


ポインターがが生きも恩ののようにクルクル画面を動き回っているではないか!


さてはパソコンに付喪神がとりついたか…といぶかしんだが、


よく見たら机の下に娘がもぐりこんでマウスをいじっていました…


それも確信犯で私を驚かそうとしてやったらしい。
油断できないヤツなのである。



もうひとつ驚いたのは仏像のこと。



再々で恐縮だが、「天の仏像のすべて」に掲載されたいた深沙大将を見ていたら、アップで撮影された御顔の頭髪を見ると、僅かだが朱色らしき色彩の残っているのが見て取れるのである。



深沙大将の髪が赤かった…


もちろん、赤色に見える物質は下塗りの色である可能性や、
塗料が化学的に変化した可能性も否定できない。


だがそうではなさそうである。


深沙大将の「深沙(しんさ)」とは「辰砂」と関係があるのではないか…と以前から考えていたのだが、辰沙とは深紅あるいは赤褐色とされる。


10年ちかくこの仏像を見ているが、このような新しい発見があるとはちょっとした驚きであった。


(ちなみにこの像が蛇を持っていたのも蛇=「辰」ではないかと思うのだが)



もうひとつこの像の頭髪は荒ぶる深沙大将にふさわしく波立っているのだが、その髪の複雑な形の中にしっかり木の年輪が見てとれるのである。


隣に安置されている執金剛神の頭髪は中国風に結い上げた髪で、その髪も木質の年輪を実に巧みに駆使しているが、髪の方向が整った執金剛神と違って深沙大将の髪はちょうど海が波立つような複雑なのである。その中にどうして年輪を生かせるのか全く謎である、そもそもどんな形状の原木からこの頭髪が生まれたのか…




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