可愛い厄介者 鹿の食害 違和感
鴨川でヌートリアが大繁殖しているらしい。
一説に数万匹とも…
ヌートリアは不器用に太ったネズミみたいで、眼がクリクリして結構可愛い。
水辺に住んでいるので、水からあがったばかりのヌートリアは全身が濡れていて、大きな眼がウルルッとしていて…
結構可愛いのである。
生態系にも悪影響が出るという指摘もあるが、なんとか共存できないものだろうか。
奈良の鹿みたいに京都の名物になったりして。
本日は気温が上昇。残雪もかなりう溶ける。
それでも日陰の駐車場はまだ半分以上雪に覆われているので、除雪を少し行う。
倒木の木の皮を鹿が食べているな…と数日前に見つけて、写真を撮りに行ったら、いつの間にか倒木全体が殆ど丸裸になっていた。倒木だけでなく、立木も皮を齧られているではないか。
引きこもりになった中学生の報道をテレビで見ていた。
学校で仲の良い友達のグループができるとLINEによっていつもつながっているという。
仲が良いというよりお互いがお互いを拘束しあっているという印象を受ける。
メールが来てすぐに返信しないと村八分になる…みたいな話も聞く。
だから防水携帯を買ってお風呂にも携帯を持ちこむとか。
真夜中にもメールが来たらガバッと起きて返信する…
それって大変だ…
子供の頃は友人関係が世界の大半であるからそこからふるいおとされないように必死なのだろうが。
疲れるし、緊張感は抜けないし、
どこかで心や身体にひずみができそうである。
大人はどうかというと
時々、ある種の感覚に行き当って息苦しくなることがある。
人が自分の本音を包み隠して生きようとしている姿であったり…
良い人として周りに評価されたい…とか
実はプライドや気位が高い…とか
権威に弱い…とか
自慢したい…とか
他人の成功が妬ましい…とか
地方の人間がそうではなくて、日本人が濃密な人間関係を築くと必ずこうした心理に傾いてしまう気がする。
こうしたある種の重たい感覚は日本人が抱えている負の部分ではないかという気がする。
日本というのは
『争いが少なく清潔で規律正しくルールが守られる国』
ということになっている。
それは日本人がそういう美質を持っているのは間違いないが、それだけではなく
そういったものを積極的に求めるからではなくて、
もっと別の原理や心理が働いているのではないかと感じる気がする。
10年あまり地元でくらすようになって、素朴さ、律儀さ、自然との距離の近さ、真面目さ、おおらかさ…都会にない人間関係に随分助けられてきたが、
その良き人間関係の背後にもやはりこうした重い空気のようなものが漂っているのを感じることがある。
こんなことを書いていたら、自分のそんな部分も次々思い起こされて
ウツウツしてきましたね(苦笑)
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