玄奘遺骨奇譚 卑弥呼の鏡 

ネットで仏教のことを調べていたら、面白い記事を見つけた。


三蔵法師として知られる玄奘は中国と日本の仏教にとって絶大な影響を与えた。


特に慈恩寺で行われた仏典翻訳事業は偉業と呼ぶに相応しく、日中の仏教者はその恩恵に感謝せねばならない。


昭和17年(1942)、日中戦争の最中に南京郊外で土木作業中の日本軍が石柩を掘り当てた。


調査の結果、驚くべき事実が判明した。柩は玄奘の頭蓋骨を収めたものだったのである。


南京政府との協議で遺骨の一部は日本に分骨され埼玉の慈恩寺にもたらされた。(遺骨はその後さらに奈良の薬師寺にも分骨された。)


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非常に数奇なものを感じるエピソードである。


日本軍が遺骨をそのまま接収せず、南京政府との協議のもと分骨したという対応も評価できるのではないだろうか。


(当山の寺号も慈恩寺である。開祖の真如法親王がインドへの渡航を企てたこと、三蔵法師の守護神であった深砂大将が当山に安置されていることはどこかで関連性を持っていると考えている。)


歴史絡みで最近、興奮したのが三角縁神獣鏡が魔境だったといニュース。


魔境とは特殊な加工により鏡に光を当てると背面(鏡面の反対側)の文様が投射されるというのである。


おそらく宗教的権威を高める効果があったとされるが、三角縁神獣鏡卑弥呼の鏡であるという説もあり、一層興味が深まる。




【関連記事】http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140129/k10014866311000.html

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