胸元キラリ 明日は節分 ひらがなの奇跡

 


大津の新知恩院で快慶昨と考えられる小さな涅槃像が発見された。


全長は僅か12.8センチで胸元に水晶が埋めこられている。


念持仏であろうか。実に精巧な作りである。水晶の部分はどうやって加工したのだろうか。


産経紙の報道では釈尊が臨終の際に光を放ったことを表す…と書かれてあったが、私の頭の中ではお釈迦様というのは生前から常時光を放っておられるイメージなのだが(笑)



明日は節分である。


平年並みなら節分の前日、当日は寒さが厳しい。2年前など胸元まで雪があったのである…

ちなみに…

こちらが2年前の節分前日の様子。








今年は雪がほぼ消えて雪のない節分になりそうである。


今更の告知だが、午前10時より金剛院本堂にて節分祈願法要を行いますので、お時間の都合のつく方はご参集頂ければ幸いです。時間は30〜40分ほど。護摩の火を見つめて何かを感じていただけたら幸いであります。合掌


ひらがなの美学 (とんぼの本)

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「図解」マンダラのすべて―宇宙の摂理・宗教絵画の謎を解く

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チベット密教 図説マンダラ瞑想法 (実践講座)

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宇宙は本当にひとつなのか―最新宇宙論入門 (ブルーバックス)

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久々の読書モードに入ってしまい、密林の古書からどんどん届く。


「ひらがなの美学」
「[図解]マンダラのすべて」
チベット密教図説 マンダラ瞑想法」
「宇宙は本当にひとつなのか」



節分の準備の合間に「ひらがなの美学」をパラ読み。


筆者は高名な書家であり、書家としての経験、完成、実感を駆使してひらがなをめぐる問題に切り込んでいく。

美的なセンスが横溢し、知的でスリルングな楽しさもある。


久々に読書を堪能できる書物だと感じた。


冒頭からヤラれます…


最高峰とされる高度な書き手の作品に脱字がある…


なぜ脱字があるのか?


書家ならではの視点からその背後にある高度な言語遊戯を新たに発見するのである。


まるで推理小説のトリックを解き明かすような面白さ!



他にも取り上げられるかなもじの繊細さ、優美さ、雄勁さ…



日本人とはなんと高度な感性をもった民族であったことかと賛嘆せずにはいられない


かなの歴史、作品鑑賞にとどまらず話題は写経、水墨画、浮世絵…広がりゆき


かな文字の文化こそ日本人の美意識の深淵のひとつになっていることにまで言及する。


日本人の高度な文化力を認識できる素晴らしい一冊である。



まだ明日の法要の準備が終わっていませんのでこれにて…


お暇な方はどうぞご参拝くださいませ。

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