余寒の候 卵かけご飯「[図解]マンダラのすべて」
昨日同様、本日も荒れ模様のお天気。
先日、丹波の大きな禅寺のご住職にお会いしたら、
地元で「恋するフォーチュンクッキー」を踊ることになる参加しましたとのこと…
YouTubeみたら本当に踊っておられた。エライ流行ってますな…
丹波の道の駅で「カンナンファーム」という会社が作っている卵をおみやげに買った。
【カンナンファーム】http://www.kannan-farm.co.jp/
老僧が卵かけご飯が好きなので遠出すると、時々おみやげに卵を買うのである。
パッケージに爪楊枝を刺しても黄身が崩れない写真が載っていたので、試しに割った卵に爪楊枝を刺したら、そのままの状態である。黄身が崩れないのである。
卵かけご飯の味を聞いたら「なかなか美味しい」とのこと。
今までで一番美味しかった卵はと聞いたら、昔、お寺で飼っていたニワトリから産みたての卵を採ったものだという。
兼務寺院の庫裡のそばにニワトリ小屋があって、長い木の引き出しのようなものを引っ張り出すと産みたての卵が入っていたのを思い出した。
時々、卵の代わりに蛇が入っていた。卵を狙って蛇が侵入してくるのである。
そんなことももう40年以上前の思い出であるが。
明日の朝は私も卵かけご飯を食べようと思っている。
- 作者: 西上青曜
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1996/01
- メディア: 単行本
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ブックオフオンラインで買った「[図解]マンダラのすべて 宇宙の摂理・宗教絵画の謎を解く」が面白かった。著者の西上青曜氏は仏画家、イラストレーター、漫画家と多彩な経歴の持ち主。
マンダラに関する基本的な知識が整理されていて、白黒だが図版も多数収録されている。
非常に広い視点からマンダラを考えるのに都合が良い。
ユングはある時、不思議な図形を見て記録したところ、それがチベットのマンダラに酷似していることを知ったという。人間はある特殊な精神状態の時にマンダラのような図形を見ることがある…そんな研究が西洋人の手によって進められたというのは興味深い。
本書では世界各国の文化にみられるマンダラに類似した図形や立体についても言及されている。
いろんな角度からマンダラの不思議について考えることができる。
現代の印刷では黄色・赤色・青色の「色料の三原色」が基本であり、この三色を混合することであらゆる色が作られる。
著者はチベットの砂マンダラを見た時に「色光の三原色」を感じたという。
色料の三原色に対して「色光の三原色」が存在する。色光の三原色とは黄味の赤・緑・紫味の青である。この三原色を使ってもあらゆる色を作りことができるという。
チベットの高層は仏の姿を発光体として捉えているのではないかというのが著者の推論である。有り得る話ではないだろうか…
ヨーガでは瞑想を促すために特殊な図形を使用したという。同様のの例はヒンズー教にもジャイナ教にもある。
つまりマンダラ=密教という簡単な図式ではないのである。
密教の事物だと思っていたことが仏教全般に共有されていることがあるし、仏教の事物だと思っていたらヨーガやヒンズーの事物であることもある。マンダラ的なるものは人間の心理の奥深くに根ざしたものであるらしい。その深淵なる存在に着目して修行法として洗練を加えた先人には畏敬の念を覚えずにはいられない。
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