死体 地球マンダラ インコ
本日は猿が1匹来訪。
薪置き場にある大豆の豆殻をあさりにきたらしい。
猿といえば…八島通りでお店をされている知人のブログをよんでいたら、近くに猿が出没していて檻が設置されたと書いてあった。恐らくはぐれ猿なのだろうが、八島通りといえば東舞鶴の市街のど真ん中である。困ったものである。
夕方、兼務寺院から帰った老僧が…
「池の中に死体があるぞ」
死体…
「かなり腐乱してる」
腐乱…
それを私に始末しろと…
「池に落ちんようにな」
いやいやそういうことではなくですね…
庫裡の前に細川幽斎が作庭したという小さな庭がある。
柵を越えて中に入ると…
一面に鹿のフンが。数百個…
庭の真ん中にある池に近づいてよく見ると、何やら得体の知れないものが浮かんでいる。
スコップとフォークで調べてみるとやはり死骸であった。
首が無いので何のの動物か分からなかった、なおも調べると下半身はほぼ無傷で長い脚があったので鹿だと判明。
人間でいえば思春期くらいであろうか。まだ幼さがのこる体つきだった。恐らく餌をあさっていて脚を踏み外して池に落ちて溺死したものだろう。宝号をお唱えして供養した。野生で生きるとは大変なのである。合掌
- 作者: 宮坂宥勝
- 出版社/メーカー: 朱鷺書房
- 発売日: 1983/11
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倉庫を整理していたら老僧の本棚の中から「空海密教のすべて」という本が出てきた。
奥付を見ると昭和58年発行となっている。
密教研究の碩学宮坂宥勝師とその門人二名の鼎談であるが、空海を巡る主要な問題点を網羅する如く話が及んでいてなかなか面白い。
最期のほうに「地球というマンダラ」という言葉がでてくる。
ライオンも微生物も私も地球というシステムの中で何かの役割を果たしているという点では等価ではないだろうか。
あるいは地球上の生命が太古の時代ひとつの命から分かれてできたとすれば、それは巨大な胎蔵マンダラといえなくも無いだろうか…
そしてこの巨大な地球マンダラの中で唯一その秩序を乱しているものがあるとすれば人間だけである。
そのことをもっと自覚すべきではないだろうか。
【ものすごくよくしゃべるインコです】
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