ジヤコウネココーヒー 生々しい拾い物 家族の肖像

 



海外旅行に出かけた親戚からお土産に“ジャコウネココーヒー”なるものを頂いた。



何がジャコウネコかというと、コーヒー豆をジャコウネコが食べて、排泄すると独特の一部の方には非常に珍重されるのだとか。



噂には聞いたことがあったのだが、コーヒー好きとしては一度は飲んでみたいと思っていた。



随分前にコーヒーミルを処分していて、ミルが無かったので慌てて安いミルを密林で購入。気合十分である。



深入りのコクのある香りと味で、ものすごく特殊なフレーバーかと思っていて意外なほどオーソドックスといえばオーソドックス。



普通に美味しいコーヒーでした。





本日はいよいよ春の陽気。


妻がはじめてウグイスの鳴き声を聞いたと教えてくれた。


夕方、駐車場の周りの雑木を伐採しているとウグイスの鳴き声が聞こえた。


この時期、いつも笑ってしまうのだが、鳴き始めのウグイスというのは発声がおぼつかないのである。


ホーホケキョと綺麗に決まらずに、

「ホー…ホ、ホケキョ」みたいに鳴くので。それもまたこの時期の風物かもしれない。




幼児はよくドングリや落ち葉を拾ってくるが、ウチの娘は…



シカの角を拾ってきました…


根元にうっすら血がにじんでいて、なんだか生々しいのです。





数日前に町で中学時代の同級生に再会した。


1時間ほど話をして懐かしい思い出が次々と湧いてくるようだった。


そのことがあったせいかここ数日、10代の頃のことを時々思い出す。


田舎のイケてない、ドンくさい中高生に少しも華のある思い出はない。
ただ、両親がまだ若くて、元気だったことが思い出される。



法務から帰った父がふと私や妹の顔見て笑う…


この歳になって、家族ができて、ようやくその笑顔の意味が分かるようになった。



仕事でいろんなことがあっても家族の顔を見ると、そこで気持ちが素にもどるというか、ある種、自分を取り戻す…そんな時間がある。あの笑顔はそんな意味だったのだと今更のように思う。



父もいつの間にか老僧と言われる年齢になり、人生の終盤に差し掛かったが、不詳の息子としては穏やかで、心静かな、充実した老後を送ってほしいと願うばかりである。



東日本大震災以降、絆という言葉が頻繁に使われるようになったいわれるが、絆の根本にあるのは家族であり、故郷ではないかと思う。



家族も故郷もいろんな意味で揺らいでいるのが日本の現状である。
そのことは日本人の心にどんな影響を及ぼすのだろうか。



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