小保方さんの件  住職の新しい遊び


小保方さんの件はいろんな意味で関心がある。



小保方さんは女性だから積極的に登用するというクォータ制の恩恵で大抜擢されたようだが、そもそも…



女性だから採用しないというのが差別なら、女性だから採用するというのも差別ではないか。

男性が女性を差別することには敏感だが、その逆については鈍感になるように日本はできているらしい。



最近気になるのWOWOWのCM。


ソファにゆったりと脚を組んで座っている大柄な女性。床には大人しそうな男性が床に正座して女性の足の裏をマッサージしている…



もしこのCMを男女入れ替えて製作したらたちまち非難の的になるのではないか…という気がする。




何かおかしい…







体を鍛えることには少なからぬ関心がある。



『気功や太極拳の型のようにゆっくり身体を動かすことは心身に非常に良い影響があるのではないか。どのような意味がるか』


というのがもう何年も考えているテーマで、ああでもないこうでもないと楽しく考えている。



最近、もうひとつ大きなブランチが出来た。



『身体のバランスをとるという身体感覚や運動能力を高めることは鍛錬方法として非常に有効なのではないか』

ということである。



分かりやすいイメージだと平均台を歩くようなことである。



同じく平均台を歩くのでも早く歩くよりゆっくり歩くほうが意外なほど難しい。


自転車を一定のスピードで漕ぐより跨ってまま静止し続けるほうが難しいようなものか。


人間の筋力のなかでもバランスをとるという能力は非常に退化しつつあるという気がする。



人間の祖先は樹の上で暮らしていたとされるが、樹から落ちれば即命を失うわけであるから、体のバランスをとる能力は非常に発達していたはずである。


(人間が二足直立歩行するようになった要因のひとつは、樹上生活でバランスを取るという能力が発達したことと無縁ではないだろう)



狭い板の上を歩くような運動は体幹のいろんな筋力を発達させる。



一説には脳幹の作用して「逞しさ」のようなものを刺激するという意見があって、そのことにも大いに興味がある。


この運動は子供にも是非やらせたいと思って、コメリで2×4材を買おうと思ったのだが、手にとってみると室内で使うにはやや大きすぎることに気がついた。


同じくDIYのコーナーに13ミリ×60ミリ×90ミリという板材があったので、4枚購入。合計1000円ほどの買い物である。


この板を並べて歩いたり、そのうえで合気道の体の変更みたいなことをやっている。


この運動は体幹の筋肉を「鍛える」というより「発達させる」にはとても良い気がする。


特にこの運動を始めてから肋骨近辺の筋肉や肋骨の柔軟性が格段に良くなった気がする。


バランスを取るというと両手をヤジロベイのように突き出すというイメージがあるが、実際には肋骨周りの筋肉を動かして体幹を微調整しているのではないかという気がする。


三者の視点から見れば…


いい歳のオッサンがホームセンターで買った板材の上で嬉々として遊んでいるのだから滑稽に違いないが、私の家族は私が“おかしなこと”を始めるのに慣れっこになっていて、スルーしてくれるのでありがたい。


先日、数十年ぶりで同級生にあったら父君の後を継いで二代目社長として事業に邁進されている様子だった。恰幅もよくてゴルフが趣味とのことだったが、板材で遊んでいる私とは多分に彼我の格差を感じました…

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