「アナ雪」は王子様を殺したか 

本日は雨、時々曇り。



各地の紫陽花は満開のようである。



自然文化園、福知山観音寺などから山寺に来られた方は皆さん口ををそろえて綺麗だったと言われる。





本日は法務2件。



法事の後で会食していると相変わらず動物ネタの話になり、大阪から来られた親戚の方が地元の川にイノシシが住んでいて夜になると人に噛み付いて被害がでているとのこと。



日が暮れてから倉庫にお札を取りに行こうと思ったら、暗がりから動物の息づかいが…



ハアッハアッハアッ…


って聞えて、ちょっと怖かった…




「アナ雪」が相変わらず人気である。


ここまで流行ると、賛成派と反対派というのが生まれてくる。


《以下「アナと雪の女王」のネタバレがありますのでご注意を!》



例えば「アナ雪」では「白馬の王子様」を否定しているのはどうか?という意見がありました。


つまり「アナ雪」では王子様の愛がお姫様を幸せにするという古典的童話世界を壊してしまっているのではないかというのです。王子様が実は悪者だというのはいかがなものかというのである。


ですが、アメリカ映画で好まれる男性像が「白馬の王子」ではなく、ブラピのようなチョイ悪の自由人にシフトしつつある。


ディズニーの基本は<恋愛と冒険>。

王女と身分の低い若者(盗賊や貧乏人)が身分や立場を越えた恋に落ちるが基本。


アナが結ばれるのは王子(実は悪人)ではなく「粗野だけで純粋な自然児」というのはそういう意味では当然の展開なのではないかと思います。


ディズニーのもうひとつのテーマは<魔法の力(アイテム)が最初は人間の欲望に翻弄されるが最期は善なる力となって人々を幸せにする>というものだと思います。


特別な力を持った女王が自閉的なモンスターとなって氷の城に閉じこもってしまったのを、アナの愛情や努力により善なる力に転じる…これもお約束です。


アナ雪では姉妹愛がテーマになっていて特殊であるという指摘もあります。


ですが「塔の上のラプンツェル」では母子愛がテーマになっていましたし、「ライオンキング」では父子愛が大きなポイントでした。ディズニーは家族向け娯楽なのでサブ゙テーマとして家族愛を盛り込むことになっているのでしょう。


そういう意味では「アナ雪」はディズニー映画の王道中の王道を行っていて決して特殊ではないことがわかる。


ただ姉妹愛や王子様の裏切りという斬新な要素で一層印象を強くしたことと、特に氷や雪のCGでの表現は非常に完成度が高いといっていいのではないかと思います。



姪っ子たちにせがまれて来月はまた「アナ雪」を見に行くことになりそうである…





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