夏祭りで恋チュン命令 楞伽経
来月初旬に幼稚園の夏祭りがあるのだが、どういう展開か…
先生方と役員父兄がAKBの「恋チュン」を踊ることになり…
園長先生に…
「センターで踊ってもらえませんか?」
無理ッス!絶対無理ッス!
でも少しは練習しないと…というわけで時々Youtube
で「恋チュン」観てます。お盆もカウントダウンなのに。
本日は兼務寺院にて留守番。
心配された雨も3時頃には止み一安心である。
兼務寺院の創建は飛鳥時代に遡るが用明天皇の皇子の1人である麻呂子親王が当地の豪族を平定したとされる。
この種の説話や伝説は各地に伝わるが、実際にはそれぞれの地域で人々がそれなりにまとまって、穏やかにくらしていたところに“中央”から攻めていったというのが実情ではないだろうかという気がする。
それどころか中央政府が正面からの攻勢では勝てなくて相手をだまし討ちにしたとか、逃げ延びた敗軍を執拗に追い詰めて討伐したというような話も実に多いのである。
当地での豪族討伐が後の大江山の鬼退治の伝承になったという。
また討伐された1人の首魁は土蜘蛛という名前であったとされる。
鬼や妖怪の類の伝説には虐げられた人々の記憶がどこかに封印されているのだろうと思う。
そう感じるとこうした説話に接する度に少し哀愁のようなものを感じずにはいられない。
- 作者: 中村元
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「楞伽経」は本書以外ではなかなか見かけない経典だが、かっては大変に重用されたものだという。
「楞伽」とは「ランカー」を音写して当てた言葉で今日のスリランカのことなのである。(「スリ」はめでたいという意味)
このスリランカの王、ラーヴァナ王が仏に説法を請うことからこの経典が始まる。
ラーマーヤナ―インド古典物語 (上) (レグルス文庫 (1))
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このラーヴァナ王はインドの叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する悪魔の王であり、このラーヴァナ王がラーマ王の妃シータを誘惑して、ランカー島に立てこもり、猿軍の助けてを得てシーターを奪還する物語である。(この猿軍は「西遊記」にも影響を与えたらしい)
今日のスリランカは大変に経験な仏教国だが、スリランカを始めとする南方の諸族が教化されていったことがこの経典の背景にあるらしい。
ラーヴァァナ王も首が10個もある恐ろしげな魔王として描かれるが、案外、日本や妖怪と同じように“まつろわぬ者”の1人であったのかもしれない。
このシリーズを読むのは2冊目だが実に良くできていて感心している。
膨大な大乗仏典のうち日本で重んじられてきた重要な仏典の概略や要点が把握できるようになっていて、仏教学の世界的権威であった著者により大乗仏教の素晴らしい入門書になっている。
経典の大半は大部なものなので多くは抄訳であるが、解説も分かりやすく行き届いている。
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