夕立三日 同窓会 「旅順攻防戦の真実」


夕立三日とはよくいったものでここ数日、時折雨に見舞われている。


昨日は市内の真言宗寺院で護摩法要があり、明日も別の寺院で護摩法要がある。


いずれも屋外で護摩を焚くので梅雨の明けていない時期には天候が心配される。



昨日の護摩法要が雨の間隙にあたり支障がなかったのは御本尊様のご利益にちがいない。




来春、数十年ぶりで同窓会が行われることになり幹事役の同窓生から連絡を受けた。


何十年ぶりかで話たのだがすぐに打ち解けていろいろ話ができ楽しかった。


音信不通の同窓生も多く、連絡をとるのが大変とのこと。


どうした連絡をとるのが難しいかというと…


昨今は「オレオレ詐欺」の報道が連日のようにあるので、電話をけるとまずは疑ってかかられるという。




同窓会の連絡で疑われるとはなんだか切ない話である。











今月も10日ほどしかないが、林間学校やいろんな行事を除くと正味5日くらいしかお盆の準備期間がない。


お盆の準備が全然進まず、だんだん気分がブルーになってきた。


名づけて


『お盆ブルー』

「北野ブルー」みたいですが、全然かっこよくありません(笑)。
単に計画性がないだけなので…



旅順攻防戦の真実―乃木司令部は無能ではなかった (PHP文庫)

旅順攻防戦の真実―乃木司令部は無能ではなかった (PHP文庫)


2ヶ月ほど前に別宮暖朗「旅順攻防戦の真実」を読んでかなり考えさせられた。以前から日露戦争ににつて疑問に感じていたことがあって、その答えの一端が見つかった気がしたからである。その後、関連書を10冊ほど読んだ。こういう読書のしかたは久しぶりである。




日露戦争における海戦の代表が日本海海戦であり、陸戦の代表が旅順攻略戦である。


前者は世界の海戦史上に残る奇跡的なパーフェクトゲームであり、後者は莫大な人命を犠牲を強いられた戦いであった。


このことは日本人の歴史観に様々な影響を与えているきがする。


『陸軍より海軍のほうが優れている』とか、あるいは陸軍を日本軍の象徴と考えた場合の『日本人(日本陸軍)の後進性』、あるいは『日本人が明治に隆を向かえながらも昭和に至って衰微した』…など旅順攻略に莫大な人的損害が生じたことは日本人や日本の軍隊についての考えの遠景になっているのではないかと言う気がする。


もっと単純には乃木司令部の旅順攻略は正しかったのか…ということにつきる。



司馬遼太郎の「坂の上の雲」は乃木司令部に対してかなり辛辣である。


そうした司馬の批評は正しいのか…


「旅順攻防戦の真実」ではそれらの疑問にかなり明快な答えを提示しているように思う。


(明日に続く)

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