あるツイッター 妖怪はそこにいる


雪の解けるスピードがはやくなった。春の足音が大きく聞える気がする。





境内にもフキノトウが所々に顔を出し始めている。





夜半から雨が降る。子供を寝かせるために寝室にいると屋外から雪を踏んで歩く動物の気配が聞える。雨のなかを御苦労なことだ…









一時期、子供と一緒に「妖怪ウォッチ」を見ていた。
金八先生」のパロディとか親の世代が見ても面白いネタが結構あるのである。




だが…最近どうも見るのがつらくなってきた。一番大きな理由は主人公の声なのである。




あまり好き嫌いがないほうだが、主人公である天野景太の声を聞いているとなぜか気持ちが落ち着かない。私の基準ではキレる人の声というのか、甲高いところでキンキンと頭にぶつかってくるような声なのだ、特に主人公が驚いたり、怒ったりして感情が高まっると特にその傾向がある。





最近は主人公だけでなくジバニャンやウィスパーといった他のキャラクターの声を聞いていても同じような感じがおきて気持ちがザワザワする。





アニメは好きで随分とみているがこんな体験は初めてである。





それもまた「妖怪のせい」なのか…









先日、お寺関係の会議があり、あるツイッターのことが話題にのぼった。





お寺の住職のツイッターなのだがその内容が正視に堪えないような下品で猥雑で非常識なものなのだ。




そこには寺院の住所も電話番号も書かれている。




檀家の悪口、本山への批判、差別的発言…





この住職はなぜこのようなツイッターを続けるのだろうか…





このツイッターはどうもこの住職に強い怨恨を持つ人物がその住職になるすまして書いているようなのだ。





ネット社会は便利さの反面に人間の暗黒の部分も拡大してしまうということなのだろうか。私達の中にいる妖怪を見るような思いがした。








現在の日本は異分子を徹底して排除する方向性があるのではないだろうか。





その端的な表れが“いじめ”であるように思う。





そして一端、集団から排除されと心理的、社会的に大きなマイナスを背負わされ簡単に敗者復活できないしくみになりつつある。










そして異分子を排除している側も、自分自身が異分子にならないように常に周囲に神経をとがらせ続けるという大きなストレスのなかで生きている。






この方向性はあきらかにまちがっている。





社会が寛容で、穏やかな柔軟性を取り戻さないといずれは社会全体の大きな挫折につながるにちがいない。




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